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  1. 松浦市議会 2021-12-01
    令和3年12月定例会(第2号) 本文


    取得元: 松浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-10
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯ 議長(久枝邦彦君)  おはようございます。  出席議員は全員であります。  これより議事日程第2号により本日の会議を開きます。  日程第1 市政一般質問 を行います。  さきにお手元に配付しておりました質問通告表によりまして順次登壇を願いますが、ここで念のため申し上げます。  登壇順位につきましては、  1番・武辺鈴枝議員  2番・安江議員  3番・鈴立議員    4番・椎山議員  5番・山崎議員    6番・宮本議員  7番・徳田議員    8番・谷口議員  9番・武部周清議員  10番・川下議員  11番・和田議員  以上の順序となっております。  質問者の質問方法は、全員一問一答方式となっております。  質問要領につきましては、質問時間は答弁を含めて1人60分以内とし、関連質問は、本質問者と同一会派に属する議員にのみ認めるものとし、本質問者の時間の範囲内で、1人当たり5分以内、今会期中1回限りとなっております。  また、関連質問は、本質問者の質問要旨に直接かつ具体的に関連のあるもののみ許可することといたしております。  発言に当たっては、初めに関連する事項を明確に指摘されますようお願いいたします。
     それでは、質問順位に従い、9番・武辺鈴枝員の登壇を願います。  (武辺議員 一般質問席 登壇)(拍手) 2 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  おはようございます。  タブレットを使用して一般質問をいたしますので、理事者の皆さん、よろしくお願いをいたします。  市議会議員3期目、最後の一般質問、何とトップバッターを務めさせていただくことになりました。最初にこの場に立ってから12年という月日が流れようとしております。12年間とは、小学校1年から高校3年までの期間になります。随分と時が過ぎたなと、しみじみ昨日思ったものです。が、子育て教育を中心にいろんな提案をして達成できたたくさんの施策については自信を持って市民の皆様に提供することができております。  当時、私より絶対年上だと思っていた方がこの理事者席にまだ何人か座っていらっしゃいます。誰とは言いませんが、年下だったんですね。びっくりしました。  さて、皆さん御存じのように、11月5日、県の高等学校駅伝競走大会男子の部で松浦高校陸上部が見事2年ぶり4回目の優勝を飾りました。おめでとうございます。私は決して大きな学校ではない松浦高校生徒たちが少数精鋭ということを、身をもって教えてくれた気がしております。  この少数精鋭は、今後、このまちの在り方にも通ずるものがあると生徒たちに教えてもらったような気がしております。松浦高校生徒たちに恥じないように、しっかり務めていかなければならないと思っているところであります。都大路での活躍を期待しております。頑張ってください。この場からエールを送ります。  それでは、質問に入らせていただきます。  第二期松浦市子ども・子育て支援事業計画進捗管理状況についてお尋ねをしますが、今度の市報12月号の子育てのまち「まつうら」という特集が組んでありました。子育て世代包括支援センターだっこだっこ」で行う子育てサポート内容や、URACCOをはじめとする集いの場の紹介、そして本市独自の子育て支援制度の内容など、本市の取組を6ページにわたり詳しく掲載されておりました。妊娠、出産、子育てに関わっている皆さんにとって、読み応えのある内容だったと考えております。  この事業計画、第二期松浦市子ども・子育て支援事業計画ですが、これは令和2年3月に策定をされております。ゆっくり読ませていただきました。大変分かりやすく、本当によくできているなという印象を持っておるところです。それではまず、第二期松浦市子ども・子育て支援事業計画の趣旨についての御答弁をお願いいたします。 3 ◯ 子育てこども課長土谷由子君)  おはようございます。  本市におきましては、平成27年度からの5か年計画として、まず第一期松浦市子ども・子育て支援事業計画を策定し、「心通わせ、子育て安心、たくましい子等の育つまち」というのを基本理念に子どもの最善の利益が実現され、安心して産み育てることができる社会を目指し、子育て支援策に取り組んでまいりました。  そして、これまでの実績を踏まえ、本市の現状を分析・整理し、令和2年度から6年度までの5年間を計画期間とした第二期計画を策定して子育て支援施策のより一層の充実を目指し、事業に取り組んでおります。  なお、第二期計画として目指す基本目標としましては、1、たくましい子どもを育む教育・保育の環境の整備。これは発達の段階に応じた質の高い教育・保育の提供体制の確保を目指すものです。  2、保護者の主体的な子育てを支える仕組みの構築。これは生活環境や家庭環境、発達程度にかかわらず、全ての人に子育て支援が提供できるよう地域と連携して取り組むことを目指すものです。  3、健やかに産み育てることができる環境の整備。これは安全な妊娠・出産の確保と、育児不安の軽減、疾病予防を含めた母子保健対策の充実を目指すものです。  4、子どもの最善の利益を支える仕組みの構築。これは支援が必要な家庭への適切な支援の提供と児童虐待防止対策の充実を目指すものです。  5、仕事と子育てが両立できる社会づくりの推進。これは男女共同参画の意義醸成の促進と、仕事と家庭のバランスが取れた生活が送れる取組を目指すものです。  以上5つの目標を定めております。 4 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  今ちょっと基本目標5つ挙げていただいたんですけれども、先ほどの答弁の中でありましたように、第一期計画での達成状況、評価ということで、その中で、これが第二期計画にどれだけ反映できているかという話になろうかと思いますが、アンケートも取られておりまして、その中で見えてきたものとして、この計画によりますと、例えば先ほど挙げられた2番目の保護者の主体的な子育てを支える仕組みの構築というところで、ファミリーサポートセンター事業トワイライトステイ、これはニーズがないということで、この事業は二期では実施をしませんということでした。  なるほど、アンケートで見えてきたものを反映されたものでしょうが、お尋ねしたいのは、逆に第二期計画にアンケートで見えてきたものとして、必要とされたもの、第一期計画との相違、あるいは追加項目、こういうものがあると思うんですが、新規ということになろうかと思いますが、その内容というのはどういうものがありますか。 5 ◯ 子育てこども課長土谷由子君)  第二期計画におきましては、第一期計画における基本理念子育て支援施策の方向性を継承いたしておりますが、計画の一部を子どもの貧困対策の推進に関する法律の趣旨を踏まえた、子どもの貧困対策推進計画として位置づけた点、それから障害がある子どもと家庭への支援の充実を図る点などが第一期計画との相違点というふうに言えると思います。  また、市政の最上位計画であります松浦市総合計画の部門計画とし、国、県の関連計画や、本市の各種計画との整合・連携を図り、最新の状況を反映するように努めました。  第二期計画の策定に当たりましては、第一期計画において想定した量の見込みというのが適切であったかを検証した上で修正を行って、計画に掲げられた施策や事業の進捗状況についての評価と、それから先ほど議員もおっしゃいました子育て世帯へのサービスの利用状況や希望のアンケート、これらを実施し、その結果から見えた課題についての対策を第二期計画に反映いたしております。  第一期計画の検証では、先ほど申し上げた5つの基本目標ごと達成状況の確認や評価を行い、全体的にはおおむね取組が進んでおり、中でも保育所等の施設整備や医療費、それから保育料などの経済的支援、それから母子保健事業の充実につきましては十分に取組が進んでいる状況でありました。  しかしながら、反面、議員お示しのファミリーサポートセンター事業、これは援助したい人が受けたい人の子育てをお手伝いするという事業ですけれども、そのファミリーサポートセンター事業や、トワイライトステイ──これはと子どものショートステイでありまして、保護者の養育が困難な場合の施設における養育保護になりますけれども、これらにつきましては取組が進んでおりません。このことにつきましては本市において積極的な事業整備がなされていないということもありますけれども、保護者以外に子どもを見てもらえる親族が近くにいる世帯が多いこともニーズが低い要因であるというふうに思っております。  第二期計画に反映させることを目的として実施した保護者へのアンケートでは、子どもを育てていく上で必要な支援として、保育料や学校費用の軽減、それから医療や健康に関わるサポート、それから奨学金制度や就学援助の充実などの支援が必要性としては高い割合となり、子どもの養育や学費に係る経済的支援の充実が求められているということが分かりました。  加えて、教育・保育の無償化や保護者の就業率の増加に伴う保育所等の就園率の上昇が予想されますが、ひとり親家庭の子どもや、発達上の支援が必要な子どもの現状などから、未就園の子どもや特別な支援が必要な子どもへの、世帯への支援の必要性というのは、今後さらに高まっていくものと考えられます。  こういった現状を踏まえて、第二期計画におきましては、子育て世代包括支援センターの活用推進や児童虐待の防止策、また子どもの発達支援、就学前教育の充実などが新たに必要とされる対策として盛り込まれております。  以上です。 6 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  ちょっと、そうですね、しっかり計画どおりに進んでいけることを望むんですが、どうして子育て・こども課だけで全てができるような話じゃないんじゃないかなというのが随分あちこちに見受けられるような計画でもありますので、まずは教育委員会との連携というのを今以上に密にしていただいて、今後、計画の推進に当たっていただきたいと考えております。よろしくお願いします。  それでは次に、乳幼児健診についてお尋ねをします。  乳幼児健診、4か月児、1歳6か月児、3歳児、この乳幼児健診の検査項目というのはどういうものになっていますでしょうか。 7 ◯ 子育てこども課長土谷由子君)  乳幼児健診につきましては、乳幼児の健康管理や病気及び障害の早期発見、それから保護者の育児不安の解消を目的として実施をしております。  スタッフにつきましては、小児科の医師、歯科医師をはじめ、市の保健師、作業療法士、助産師のほか地域の母子保健推進員市立図書館の職員にも関わっていただいております。  各健診の主な検査項目内容ですけれども、4か月健診では首の座りや体重増加、育児不安などによる母親の体調を確認することとしております。  1歳半健診では身体の発育や尿検査による腎機能の発達状態、発語の確認をすることとしております。  3歳児健診では会話や発達障害、聴覚、視覚の検査を行うこととしております。  現在、新型コロナウイルス感染対策によりまして、親子同士一定の距離を置いて健診を受けていただきますので、子ども同士や親同士のコミュニケーションの様子を十分に観察できないところが課題となっております。  以上です。 8 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  今、健診項目内容を御答弁いただきましたが、3歳児健診の中で出ている聴覚・視覚検査、これについてちょっとお尋ねをしたいと思っております。  厚労省によります令和元年度なんですが、新生児聴覚検査受検の有無の把握、公費負担の実施というのがホームページ上で出ておりました。令和元年度分です。  新生児聴覚検査の受検の有無を把握している市区町村の割合というのが99.9%、1,741ある市区町村のうち1,739、これは受検の有無を把握している自治体の数です。  それから、把握をしている自治体のうち、受検者数を集計している割合、これが93.5%ということで、これも大分かなりの数字となっております。  それから、今言った受検者数を集計する市区町村1,627あるんですが、ここで出生児数に対する受検者の割合、これが90.8%、要するに9.2%の新生児が受検をしていないという結果ということになります。  それから4番目に、新生児の聴覚検査公費負担、これを実施しているところが52.6%、半分ちょっとあります。  それからもう一つ、検査で把握できた要支援児に対する療育などが遅滞なく実施されるための指導、援助を行っている市区町村の割合というのが80.7%あるんですが、これはちょっと事前にお尋ねをしておりました。今述べました5項目について、松浦市は全て行っているということなんですが、その中でちょっとお尋ねをします。  3番目における、要するに9.2%の新生児が検査をしていないという結果が出ていますが、松浦市としての割合はどうなっていますか。 9 ◯ 子育てこども課長土谷由子君)  新生児聴覚検査につきましては、赤ちゃんの聴覚に問題がないかを早期に発見するための検査で、生後2日から5日目に、出生した医療機関で受検をいたします。  本市におきましては出生届のときに母子健康手帳に記載してあります検査結果を確認しております。令和2年度では110人の出生がありましたが、全ての新生児が受検をしており、受検率は100%であります。  以上です。 10 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  それでは、次の4番目に、先ほど申し上げました公費負担のことなんですが、聴覚検査公費負担、松浦市は一部補助ということになっておりますが、負担額は幾らでしょうか。 11 ◯ 子育てこども課長土谷由子君)  検査料でございますけれども、平均で3,000円から5,000円かかります。市民が最も利用している県外の産院では7,000円であります。検査方法には2種類ございまして、産院によって異なっております。  公費負担につきましてですが、県内全市町で実施をしておりまして、1回3,000円に統一をされておるところです。  以上です。 12 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  すみません。その3,000円の根拠というのはお答えできますか。  私がそれを聞くよと言っていなかったので、あれなんですが、いいです。次に行きます。  それではもう一つ、5項目めなんですが、検査で把握できた要支援児に対する養育が遅滞なく実施されるための指導、援助を行っているということですが、どんな援助の内容になっていますか。 13 ◯ 子育てこども課長土谷由子君)  異常が認められた場合につきましては、速やかに再検査を受けるように指導しております。県内に精密検査に対応できる医療機関が5か所ございまして、そちらを御案内しております。この検査につきましては保険が適用され、医療費助成の対象となっております。  市としましては、保護者の方の御心配を少しでも軽減できるように、身近な相談者としての役割を果たしていきたいというふうに考えております。  以上です。 14 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  すみません、ちょっとごめんなさいね。さっきの3,000円の話のところにちょっと戻らせてくださいね。  根拠というか3,000円という金額を設定したのはいつからですか、その前は幾らだったですか。 15 ◯ 子育てこども課長土谷由子君)  3,000円になりましたのは、実は今年度からでございまして、それまでは1,500円でございました。県内は大変この聴覚検査に対しては積極的でありまして、ほぼ全ての市町で、今おっしゃっていたような指導も行っておりますし、データもしっかりと把握をしているというところなんですけれども、1,500円ということで、先ほど申し上げた検査の種類に2種類あって、3,000円から7,000円、もっと県外で出産されると、遠くは1万円を超えたりする場合もございます。そうした場合、検査を受けるときに同意書を書いて検査することになって、検査料が高いと控えられる方もおいでという実態を踏まえて、やはりこの検査が大事で受けていただきたいということで3,000円に上がったというふうに聞いております。 16 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  それこそ、これは公費負担とかじゃなくてね、当然国がこの部分は無料で、きちんとした検査を行うというのが本来の姿なんだと思うんですよね。まずは病院によって検査の内容もまちまちであるということがあってはならないことだと思っているんですが、ここで国の話をしてもですね。ただ、ちょっとこういうことも地方の田舎の議会でこういう話が出ているよということもどこかに思っていただければと思います。  それでは次に、先ほど出ました3歳児健診における聴覚・視覚検査の意義について、どういうふうにお考えでしょうか。 17 ◯ 子育てこども課長土谷由子君)  視覚検査につきましてですが、まず眼球内の疾患や視力障害というのは子どもの行動から保護者が気づいたり、乳幼児健診などの機会に発見されたりすることが多くて、これに対して屈折異常や弱視というのは日常生活ではあまり気づかれないことが多いと言われます。  弱視は視覚中枢の発達障害であり、治療しなければ眼鏡をかけても視力が出ず、3歳までに発見されれば就学までに直すことができますけれども、発見されずに8歳頃まで過ぎてしまうと、十分に視力が向上しないというふうに言われております。  このことからも自覚的な視力検査が可能となる3歳児に対して弱視の早期発見に努めることが3歳児健診における視覚検査の意義であるというふうに考えます。  また、聴覚検査につきましては、乳幼児期には言語を習得する時期であるため、言語発達に影響を及ぼす難聴の発見というのは大変重要ですので、聴覚検査につきましても中耳炎やその他の原因による難聴を早期に発見し、早期治療に結びつけることが検査の意義であり、3歳児健診は大切な機会であるというふうに考えております。  以上です。 18 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  まずは、今おっしゃった視覚検査なんですが、3歳ぐらいの子どもで見え方が、これがよく見えているとか、よく見えていないというのがうまく表現できないということがあると考えております。それから、聴覚検査においても、やっぱり先ほどおっしゃったように、耳の聞こえと、それから言葉の発達、これには密接な関係があります。  そういうふうなことを踏まえて、次の質問ですが、3歳児健診に聴覚・視覚検査、これを導入する考えというのはありますでしょうか。 19 ◯ 子育てこども課長土谷由子君)  現在の検査の方法をまずは説明させていただきたいんですが、3歳児健診に視覚・聴覚検査を組み込む場合の具体的な実施方法としては、小児科医や歯科医のほかに、直接、眼科医や耳鼻科医が診察や検査を行う場というのを設けたり、後日、保健所等で眼科、耳鼻科の健診を受検したりするという方法がありますが、本市におきましては、まず家庭で保護者が視力検査聴覚検査を行った結果をアンケートに記入して健診時に持参していただきます。  中身を少し言いますと、目に関するアンケートは検査用の切れ目のある小さい輪っかを見せて、どこが切れているかというのを聞いたり、耳に関するアンケートでは発音がおかしいなどの気になる点はないか、もしくは保護者がささやき声で書かれた絵の名前を言って、子どもが正しくそれを示せるか、そういうような確認をしたりするものでございます。  そして、それらの家庭でのアンケートを基に小児科医が実際に診察をして、精密検査が必要であると診断した場合、精密検査票を発行して、そして最寄りの眼科医や耳鼻科医を受診していただくというふうにしております。  なお、かかる精密検査の初回の費用につきましては市が負担をし、結果につきましても把握をすることとしております。  以上です。 20 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  だからね、今のやり方、今おっしゃった家庭でのアンケート、この結果を踏まえてというやり方で見逃されないという自信があるのかという話になるわけですよね。そう言い切れますか。言い切れないと思うんですよ。  だから、3歳児健診のときに聴覚や視覚検査をきちんと導入する考えはないですかとお尋ねをしたわけですが、市長にちょっとお尋ねをします。
     今までのやり取りをお聞きになって、安心して産み育てられる松浦市でなければいけないわけですが、その施策の中に、今、やり取りを聞いていらっしゃった中で、私がお願いをしたいのは、まずは新生児聴覚検査の全額公費負担、それをできればということなんですが、これとそれから健診時に聴覚、視覚、こういう検査機器の導入、より正確に検査をできる機器の導入をお願いしたいんですが、市長のお考えをお尋ねします。 21 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  現在、本市におきましては新生児聴覚検査の受検率100%ということでございますけれども、近年、経済的な理由で未受検となる事案が生じているんではないかということが懸念されまして、昨年度までの助成額1,500円を本年度は県内を統一して3,000円に引き上げてきたということでございます。  その内容については、先ほどお尋ねあった点について課長が御答弁申し上げたとおりでございますが、新生児聴覚検査につきましては、全ての新生児に確実に実施され、早期に適切な支援につなげることが重要であると考えておりますので、公費による全額負担につきましては、今後やはり県内の状況を踏まえた上で検討してまいりたいと、このように考えております。  次に、3歳児における視覚検査及び聴覚検査につきましても、子どもの病気や障害を早期に発見し、早期に適切な支援につなげ、保護者の育児不安を解消することで、安心して子育てができる環境を整えることができる、このように考えております。  具体的な検査機器等の導入につきましては、これまで健診をサポートしていただいている小児科医の先生などにも御相談をしながら検討をしてまいりたいと考えております。(降壇) 22 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  前向きに機器の導入については検討していただけると解釈してよろしいですね。よろしいですか。 23 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  本件の機器の必要性については、医師会等の関係者の皆様方からも、その御提言もいただいておりますので、前向きに検討してまいりたいと思います。(降壇) 24 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  例えば、ちょっと子どもの耳の聞こえが悪いということを分からないままに、うちの子、いっちょん返事せんといって、はよ返事しなさいと怒ってみたり、あるいはよく見えてもいないんだけれども、見えていないよと言えないからといって見逃されることがやっぱり3歳児では非常に多いと思うんですよね。そこはやっぱり市を挙げて、きちんとサポートしてあげてやらなくてはいけないのかなと思っておりますので、ぜひよろしくお願いをしておきます。  それでは、次の質問に入ります。  地域支え合い活動事業の現況と今後の課題についてお尋ねをしていきます。  「第8回健康寿命をのばそう!アワード」、厚生労働省の介護予防・高齢者生活支援分野、これの厚生労働省老健局長賞、自治体部門で松浦市が優良賞を受賞されております。  自治体部門での受賞なので、なかなか皆さんとしても発信しづらい、受賞した受賞したと言って回るのも、言いにくいでしょうから、私が紹介をいたしました。おめでとうございます。大変よく頑張っていらっしゃるなと思います。  それでは、この受賞された「健康寿命をのばそう!アワード」、これの概要をお願いいたします。 25 ◯ 長寿介護課長(荒木典子君)  「健康寿命をのばそう!アワード」は、平成24年から厚生労働省とスポーツ庁の主催で実施をされております。このアワードは健康で健やかで心豊かに生活できる社会の実現を目指し、健康増進、生活習慣病予防について優れた取組を行う企業、団体、自治体を3つの分野で表彰するもので、本市は一昨年、県からの推薦を受け、介護予防・高齢者生活支援分野の自治体部門において、厚生労働省老健局長優良賞を受賞いたしました。  本市の取組のタイトルは、「私もあなたも地域も元気になる住民主体の地域づくり」です。第5期介護保険事業計画策定時の平成22年度から多くの大学の研究者が所属するプロジェクトに参画し、健康と暮らしの調査から得られた市内7圏域のデータに基づく地域診断を行い、そして結果を見える化し、地域の強み、弱みを住民の皆様と共有をいたしました。  「こんな町になったらいいな」、「自分たちに何ができるだろう」を共に話し合い、住民主体の集いの場、生活支援、見守りなどの施策を展開し、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられるための仕組みである地域包括ケアシステムの構築に取り組んできました。その結果、専門職の関与による住民が運営する集いの場を多く立ち上げることができました。  また、年を取っても、周囲のちょっとした手助けで、これまでどおりの生活が続けられるように、住民ボランティアの育成とボランティアを派遣調整する生活支援の自主組織の立ち上げを支援しました。これらの支え合い活動が高齢者の孤立を防ぐ取組へと広がり、支える側も支えられる側もそれぞれ主役となる本市独自の介護予防生活支援体制の構築へつながってきていると感じているところです。 26 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  よく分かりました。今おっしゃっていた中の一つとなろうかと思う活動なんですが、地域支え合い活動事業、これについての概要、活動拠点の件数、参加人数など、それとこの事業の特徴と成果について御答弁をお願いいたします。 27 ◯ 長寿介護課長(荒木典子君)  集いの場は、現在、市内50か所で運営されており、890人の方がほぼ週1回の頻度で参加されております。  令和元年度の高齢者の参加率は、全国平均が3%に満たない中、本市では国の目標とする1割を既に超えております。集いの場では体操のほか、農産物の販売、スマホ教室など特徴のある活動をされているところもあります。  例えば調川地域の集いの場「およりまっせ」では、筋力維持のための体操のほか、昼食会、社会福祉施設の車両を利用した住民ボランティアによる送迎支援、移動販売車の誘致、地域ぐるみの環境美化活動などを実施されており、「みくりや駅前元気カフェ」では誰でも気軽に立ち寄れる居場所の提供のほか、まつナビをきっかけに高校生との共同で木製遊具を作成し、健やか青プラザまつまつ広場に寄贈されるなど、世代間交流や地域貢献活動にも取り組まれております。  集いの場以外の地域支え合い活動としては、住民ボランティアが家庭を訪問し、家事などの生活支援を行う松浦助け合いネットワークシグナルやNPO法人エールまつうら、お弁当を作って配達し見守り活動を行う優愛の会があります。  集いの場「およりまっせ」、元気カフェや優愛の会の3団体おいては、九電みらい財団、ニッセイ財団や長崎県高齢者地域貢献活動表彰、内閣府特命大臣による社会参加活動事例など多くの表彰等を受けられております。  成果についてですけれども、本市の要介護認定率が、この取組を開始した平成22年度には19.2%だったものが、昨年度末には17.2%と低くなりました。国の平均より3ポイントも高かったものが、昨年度末には逆に国より1.5ポイント低くなっています。これは本市の健康寿命の延びと後期高齢者の増加に伴い、今後、引き上げが想定される介護保険料の軽減に大きく寄与することを意味しております。  本市の要介護認定率が以前のまま国と同じ伸び率で推移したと想定した場合、昨年1年間だけでも既に約6億円、介護給付費が抑制された計算になります。  また、孤立しがちな高齢者が地域の中で週1回、顔を合わせてつながり、日常に会話と笑顔をもたらしました。さらに助け合いや地域貢献など地域の担い手として活動されるなど、波及効果も生まれております。このことは主に高齢者の皆さんが我が町の課題を自分のこととして捉え、課題解決に向けて主体的に取り組まれた成果であると考えており、心から感謝をしているところであります。 28 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  もちろん高齢者の皆さんは一生懸命頑張って、集いの場とか盛り上げていただいているんですが、課長もなかなか謙虚であらっしゃって、皆さんに感謝とおっしゃいますけど、やっぱりこういう場をつくろうという、こういったきっかけをきちんと与えた行政側の功績というのは、私は何の賞も上げることができませんが、それがやっぱりいいからこういうことになっているんだろうと、きちんと認識をしております。  今後ともよろしくお願いをいたします。元気な御高齢者をますます元気であられるようにやっていかなければいけないと思っておりますので、よろしくお願いをしますが、今の集いの場の話が出ましたので、今後の課題として市長にちょっとお尋ねをしたいんですが、現在、御厨でいえば、御厨の駅前の元気カフェ、そこに皆さんお集りになるのに、もちろん乗り合いバスを使っていらっしゃる方もいるのかなと思いますが、ほとんどが車でお見えです。乗り合わせて来たりしていらっしゃいますが、この皆さんが免許返納などを行っていくと、今度はそこに行くという移動手段自体がなくなってくるということが考えられると思います。せっかくこれだけいい施策を行っているのに、いわゆる足がないというような形でだんだん参加者が少なくなっていくというのはちょっと、これは今のうちから何とか手だてを考えていかなくてはいけないんじゃないかなと思うんですが、ここら辺に対して市長、今後どういうふうにと考えていらっしゃるか、ちょっとお尋ねをしたいと思います。 29 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  免許返納後や集いの場までの距離があるために利用が困難になってくると。実際に、現状ではそういった課題が出てくると思っております。それをまず解決するためには、より身近な場で集いの場を数多く立ち上げていくことが必要だろうと思っています。現在50でありますけれども、この50にとどまることなく、数多く増やしていく、そのことによって移動手段の負担を減らしていくという方法を考えていきたい、このことを目指していきたいと思っております。  また、心身の機能が低下して、通えなくなったという課題に対しましては、対象が要支援等の方に限定されますけれども、今年度からNPO法人やボランティアがケアプランに基づき、自宅から集いの場までの送迎を支援するサービスを介護保険制度の総合事業の中に創設いたしました。今後、有効に活用していただくよう周知をするとともに、支え手のボランティアの育成についても取り組んでいきたいと考えております。  また、わくわく・おでかけ券の外出支援券の利用もできますので、有効に御活用いただきたいと思っております。  また、今後の移動手段の確保ということでございますけれども、6月下旬から7月にかけて開催をいたしました各小学校区ごとにおける地域版未来会議の中でも、地域の交通対策についての御意見を伺っております。他の自治体では地域の足を地域の団体が担っている事例もあるなど、いろいろな方法が考えられますので、現在、取組を進めております小学校区ごとのまちづくりの中でも地域の皆様と一緒に考えていきたいと思っております。(降壇) 30 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  一つ一つ反論するつもりはさらさらないんですが、現在50か所あるその場所をまだまだ増やすということになると、かなりの労力、それが要ると思うんですよね。私が言っていたのは、今の集いの場をいかに維持していくか、そこにおられる方々が行けなくならないようにということをちょっとお願いしたいなというか、考えをお願いしたいなと思ったんですよね。  おでかけ券の話が出ましたが、私がお願いをしている範囲内で、私が申し上げたいのは、1年分は当然賄えないですよね。そこにお迎えに行ったり来たりする。もちろん社会参加が目的のおでかけ券ではありますが、まずは賄えないんじゃないかなということ。  それから、集いの場のもともとの設置目的というのは、要介護にならないようにしましょうねと。いや、要介護の方が来られることをどうのじゃなくて、もともとの設置目的というのは要介護にならないように元気な方たちが集まってお話でもしたり、何かみんなでクリスマス会とかイベントをやりましょうねということがもともとの設置目的だったと私は理解をしているんですよね。  だから、そこに来られることをどうのじゃなくて、何か市長の答弁が少し集いの場の設置目的からちょっとずれたんじゃないかなというのを感じたんですけれども、もちろんおっしゃっていることをやっぱりやっていくことが一番いいことではあると思いますが、今後、何年もかけてというほどあんまり時間もないような気もしまして。  申し上げたいのは、結局、公共交通の在り方も踏まえて話をしていくと、今、長寿介護課のこの件で質問をしましたが、このこと自体は全庁的に取り組んでいかなければならない全ての公共交通の在り方ということに、当然波及していくわけですよね。その辺について今回は長寿介護課の話をしましたが、こういうことが、これだけではなくて買物難民と言われる方たちもいらっしゃるでしょうし、医療、病院に行くのに困っているという方もいらっしゃるでしょうから、これは全庁的に取り組んでいただかないといけない問題、それもあんまり時間がないんじゃないかなと思っているんですけど、その辺について、すみません、もう一回答弁をお願いします。 31 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  総合的な公共交通体系につきましては、まさに全庁を挙げて、現在、松浦市の公共交通計画を策定中でありまして、先般もそのための会議を行い、長寿介護課、そして福祉事務所、そして地域経済活性課、さらには交通事業者の方も参加をいただき、また住民代表の方もそこに参加をいただいております。  こういった中で、現在、松浦市が行っている様々な公共交通の手段、こういったものをしっかり提示をして、そしてそれをどのように組み合わせていけばいいのかということについては、今、コンサルを通して計画をしているところであります。そういったものはしっかり対応していきたいと思っていますし、やはり地域全体でそういったものをやっていく上で、1つの主体だけにそういった役割を担っていくというのはおのずと限界が来ると思っています。  だからこそ、小学校区単位にまちづくり運営組織を立ち上げて、我々もそういう支援をしながら住民の皆さんと一緒に幅広い主体が地域の課題をそれぞれの地域の実情に応じて解決できる仕組み、これはまさに速やかに構築していかなければならないと思っておりますので、現在、小学校区単位でのまちづくりの団体の結成に力を注いでいるところでございます。時間がないということは十分承知いたしております。(降壇) 32 ◯ 議長(久枝邦彦君)  ちょっと待ってください。       午前10時48分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午前10時48分 再開 33 ◯ 議長(久枝邦彦君)  再開します。 34 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  よろしくお願いをしておきます。みんな元気で長生きできるように、楽しい松浦市でありますようにお願いをします。  それでは、最後の質問に入ります。  小中学校修学旅行の保護者負担経費軽減についてお尋ねをします。  なかなか世の中も厳しくなりまして、経済的に厳しい家庭もかなりあります。けれども、そういう家庭で普通は家族旅行なんて行ききらんけども、でもせめて子どもの修学旅行は行かせたいというのが親心であります。そうだと思っております。  文部科学省における修学旅行の位置づけというのは、学習指導要領に定める特別活動の中の学校行事であります。子どもたちにとってかけがえのない貴重な思い出となる有意義な教育活動であると記されております。  それで、修学旅行費なんですが、受益者負担の考えからいって、これに基づきまして、保護者負担、保護者が負担する経費だというふうに私も理解しておりますが、ちょっとお尋ねしたいと思います。  令和元年度、コロナ前ですね。各小中学校の修学旅行費、全校いけるかな、お願いします。 35 ◯ 学校教育課長(松本政美君)  お答えいたします。  令和元年度、各小中学校の修学旅行費については、児童生徒1人当たり経費ということで、次のとおりとなっております。  御厨小学校1万5,500円、星鹿小学校1万8,140円、志佐小学校1万4,500円、上志佐小学校2万2,500円、調川小学校1万6,855円、今福小学校2万2,500円、福島養源小学校1万7,300円、鷹島小学校2万593円、青島小学校1万5,232円。  続いて中学校です。御厨中学校4万7,500円、志佐中学校4万5,000円、調川中学校5万2,831円、今福中学校5万500円、福島中学校4万9,997円。なお、青島中学校は2年に1回の実施ということで実績がございません。それから、鷹島中学校が、ちょうどこのときが中2から中3への移行をする年度で、その前年度、中学2年生で実施しましたので、令和元年度の鷹島中の実績はございません。  以上です。 36 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  思っていたとおりの金額が出たかなと思っているんですよね。一番安い志佐小学校と一番高いところには2万2,000円、小学校ですね。志佐小で1万4,000円が同じ1泊2日で2万2,000円、中学校も4万5,000円から5万2,000円と開きがあります。  文科省が言っている、かけがえのない貴重な思い出となる有意義な教育活動なんですが、受益者負担の考え方に私も寄って、ちょっとお願いをしたいなと思っているんですけれども、修学旅行費というのは教育課程でございますから、修学旅行の内容とかの検討についても学校に裁量があるわけですよね。  受益者負担ですから、これを松浦市が補助金を出せとか補填をしてという話をしているわけじゃありません。どうすれば安くなるかとちょっと考えてみました。旅行社に一括発注をすると、今度は保護者負担の経費の軽減が見込まれてきます。実際、ちょっと前になりますが、ある旅行社の方と、例えば松浦の場合で、もしもあなたのところが修学旅行一括で全小中学校を受注した場合、どうなりますかとお尋ねをしました。安くなりますと。では、志佐小学校はどうなりますか。これはよそが安くなって志佐小学校がその分高くなっては話にならないので、どうですかと言ったら、いや、もちろん志佐小学校も安くなります。ちょっとまだはっきりと計算はしていませんが、それは言い切れますという話を、ちょっとごめんなさいね、立ち話レベルでしか話をしていないので、そしてそういうことをやっている自治体もありますよということでした。  それで、ただ、こうなると、先ほど申し上げたように、学校ごとではなくて、今度は教育委員会が各学校分をまとめて一括発注をすると、価格の軽減をすることを市教委がやらなければならなくなります。  一つ懸念されるのが、では一遍に修学旅行に行かなくてはいけないのかというと、それはないということでした。期日については各学校がお決めになって結構です。ただ、コースは全て同じコース、同じ旅館、ホテルとなりますということだったんですが、松浦市が全てのお金を出すわけでもなく、ましてや保護者の負担が減るとなると、これが一番修学旅行の経費削減には、これ一つしかないと私は考えるんですが。  保護者負担経費の軽減を見込まれると思うんですが、こういったことを今後、業者に聞き取りしたり、精査をする考えというのは市教委のほうにはありますでしょうか。 37 ◯ 学校教育課長(松本政美君)  市内全小中学校の修学旅行を一括発注することによって、保護者負担の経費軽減がどの程度見込まれるのかとか、また旅行コースとか期日等についてどのくらい学校の要望を取り入れてもらえるのか、メリット、デメリットの情報収集のためには、まずは旅行業者への十分な聞き取りが必要と考えております。  これまで学校では就学旅行を通して、児童生徒に何を学ばせ、何を身につけさせるのか、学校で学んだことを生かした旅行計画、これを立てて実施してきております。例えば旅行先につきましては、平和学習に重きを置く学校もあれば、環境問題とか歴史的遺構見学とか、学校によって異なっているところでございます。  さらに食物アレルギーなど、個別の配慮を要する児童生徒への対応が可能なコースの設定、あるいは食事の内容の選定とか、宿泊施設との事前の協議、そういったことも個別に行っている学校の実態、そうしたことを学校の意見を十分に尊重し、検討していく必要もありますので、一括発注につきましては保護者負担の経費軽減という観点だけではなく、教育的な意義、児童生徒の安全面を含めた総合的な視点から慎重に検討していく必要があると考えているところでございます。  以上です。 38 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  さっき言ったように、これを取り入れている自治体があるわけですよね。そこの先駆的な事例というものを調べていただいて、今、課長がおっしゃったように、一番安全、あるいは食物アレルギーのこともあります。そういったところをどうやっていらっしゃるのかというのをまずはそこをきちんとお調べになって、そして私としてはできるだけ前向きに今後検討をしていただきたいと考えておるところです。  本当に厳しい世の中でございますので、教育長にちょっとお尋ねをしたいと思うんですけれども、これは修学旅行費だけじゃなくて、保護者が負担をしなければいけない経費というのは、やっぱり軽減策というのを講じていかなければならないと思いますし、それは大変重要なことだと思うんですよね。  今、私が申し上げたのはほんの一例です。こうやって何かしら軽減できることがあるのではないかと思ったりもするんですが、軽減策を講じることについて重要なことだと考えております。教育長の考えをお願いいたします。 39 ◯ 教育長(今西誠司君)(登壇)  お答えいたします。  小中学校における保護者の経費負担の軽減につきましては、これまでも学用品や教材費をはじめ、校外活動費や修学旅行費などにおいて、真に必要とするものに厳選するよう各学校へ指導を行ってまいりました。  今後も保護者に経費負担をお願いする活動につきましては、事前に十分な説明をし、理解をしていただくとともに、修学旅行費など高額なものにつきましては、長期の積立て、また交通手段を変更するなど、少しでも負担が軽減されるよう学校への指導を行ってまいりたいと思います。  なお、議員御指摘の一括発注につきましては担当課長が申しましたように、いろんな課題もあります。しかしながら、旅行先や実施時期等が一致する学校同士での修学旅行により貸切りバス代の1人当たりの経費が安くなったり、交流ができるというふうなことも考えられますので、それらも含めて負担軽減に向けた方策について、学校と協議をしてまいりたいと思います。  以上でございます。(降壇) 40 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  軽減策を講じて、これもこれもとやっていて、それで何かしら窮屈になるということがあっては元も子もないので、そこら辺も含めて子どもたちが健やかに、ゆっくりと学校生活を送れるような、家庭も含めて、そういう施策を今後ともよろしくお願いをいたします。  コロナ、コロナで2年近くたちます。私たちもなかなか、例えば卒業式とか入学式で子どもたちの姿を見る機会というのも少なくなりましたし、敬老会とかという行事もなくなって、元気なおじいちゃん、おばあちゃんと話をする機会がなくなって2年近くなります。早くこのコロナが終息して、また当たり前の──今まで当たり前だった生活に戻れるように願うばかりです。
     皆さん、今年も日にちがなくなってまいりました。御自愛ください。それでは、私の一般質問をこれで終わります。ありがとうございました。    (武辺議員 一般質問席 降壇) 41 ◯ 議長(久枝邦彦君)  以上をもちまして武辺鈴枝議員一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午前11時1分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午前11時15分 再開 42 ◯ 議長(久枝邦彦君)  再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、10番・安江議員の登壇を願います。  (安江議員 一般質問席 登壇)(拍手) 43 ◯ 10番(安江結子君)  おはようございます。  日本共産党の安江結子です。通告に従いまして一般質問を行います。3期12年、48回目の一般質問です。よろしくお願いします。  まず初めに、法知岳大型風力発電施設建設についてお尋ねします。  シンガポールに本社があるヴィーナ・エナジーの日本法人日本風力エネルギー株式会社が法知岳に出力2基で7,499キロワットの大型風力発電施設建設を計画しています。  建設絶対反対地区は意思表示のために看板を立てられております。(写真を示す)最初は法知岳風力発電絶対反対は栢木地区と板樋地区でしたが、笛吹、赤木が追加されまして、今は栢木、板樋、笛吹、赤木の4地区が立てられています。10月28日に撮影してきました。  そこでお尋ねいたします。住民の不安や懸念の声は市長にどのように届いておりますか、お尋ねします。 44 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  これまで、先ほど議員御提示があった関係地区の皆様からの声は、建設反対の署名や要望という形で、健康被害や環境破壊への不安、懸念として私に届いております。  また、関係地区の方との面談の中においても、建設によって水みちが変わることでの崖崩れなどへの懸念、風車の音や低周波への懸念など直接の声としても伺っております。(降壇) 45 ◯ 10番(安江結子君)  署名は大体何筆ぐらいの届けを受けられましたか。 46 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  地域から頂いた署名は合計で3回頂いていると思います。それぞれ1件が200名の方の署名、ほかの件については、すみません、今数字を持ち合わせておりませんので。  1件については200名の方、それと1,000人の方の署名を受け付けたこともございました。ちょっと正確な数字は今持ち合わせておりませんので、署名は3回ほど頂いていると記憶しております。 47 ◯ 10番(安江結子君)  一番最新の署名はどうですか。 48 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  11月の末に署名は頂いております。 49 ◯ 10番(安江結子君)  地域の方から騒音や低周波、環境破壊、土砂災害の危険、そういうような不安の声が市長に届いて、また署名も3回、11月末の分を合わせると大体千五、六百名の署名が届けられているというふうに聞き及んでおります。  確認ですが、不安や懸念の声があって、署名も提出されておるということは、周辺自治会との合意形成がまだできていないという現状認識でよろしいですか。 50 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  現状ではそのように考えております。(降壇) 51 ◯ 10番(安江結子君)  現状ではそういうことが考えられ、現状認識では合意形成がまだできていない。一方、地元説明が、これまでの議会で地元に説明をしていただくように、受けていただくようにということを市長は議会でもおっしゃっているんですけど、地元説明が行われていない事態については、市長はどのようにお考えでしょうか。 52 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  法知岳の風力発電事業の建設に関しましては、実施事業者へは周辺地域への説明会を開催していただくよう、また、周辺地区においては、事業内容を正しく理解するためにも事業者からの説明を受け、地区としての判断をしていただくようお願いをしたところでございます。  しかしながら、説明会の開催にはいまだ至っていないというような状況でございます。  このことについては、今後説明会が開催され、事業者は十分な説明を行い、地域の方は十分な説明を聞いた上で事業についての判断をいただきたいと考えておりまして、そのできない理由については、私どもは十分に承知はしておりませんけれども、やはりコロナ禍であってなかなか人を集めることができないなど、そういった点もあったんではないかと考えております。(降壇) 53 ◯ 10番(安江結子君)  さきの議会でも現状といいますか、事業者への不信感というのをお話しいたしましたが、やっぱり説明会を開催しますから来てくださいねと通知を出されても、もう事業者へ不信感があって聞かれないという点があるというのは、市長はそこのところは十分認識していただきたいというふうに思います。  そこの一つを、解決にはならないかもしれないんですけれども、事業者に対して、池成地区の説明のときに印鑑を押してくださいと言って捺印させた文書があるということなんですけど、それを誰も今手にすることができなくて、目にすることができなくて、判断もできないという状況なんですが、それを事業者に開示するように、そういう指導というのは市としてできないものなんですか、お尋ねします。 54 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  その事実を確認しておりませんので、ここでの答弁は控えさせていただきたいと思います。(降壇) 55 ◯ 10番(安江結子君)  そうしますと、周辺自治会の事業者への不信感というのはいつまでたってもなくならないわけで、続くわけですよね。  今後、じゃ、そういう中で市長はどのように対応されるというお考えですか、お尋ねします。 56 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  議員が御指摘のような事業者に対する感情というものがあるということで、それはやはり事業者の皆様方が、また、事業を推進される方々がその不信感をどのように払拭していくかということにも重要なポイントがあるんではないかと思っております。  そういった点については、私も推進している方に対して、代表者の方に対してその不信感を払拭するような新たな提案ですとか、こういったものが必要ではありませんかということを実際にお話ししたところでございます。  そういった点を事業を推進する側がどのように判断されるのか、ここがポイントになってくるかと思っております。(降壇) 57 ◯ 10番(安江結子君)  事業者の方に不信感を払拭するために提案をしたとおっしゃるんですけど、さきの9月議会のときに、鳥取市のホームページに掲載されているこのヴィーナ・エナジーの説明資料がございますよお伝えしたんですけど、こういうのが松浦版でもあるはずなんですよ。そこのところの確認をされたでしょうか。そして、それをホームページで掲載するとかと、そういうことまでおっしゃいましたか、お尋ねです。 58 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  以前から事業者からは、松浦版の事業者の説明資料というものは頂いております。ただ、それを松浦市が、議員がおっしゃったのは、市がホームページに掲示すべきじゃないかという御指摘だとすれば、それは市の事業ではございませんので、市として事業者の開示資料をホームページに掲載する、このような考えはございません。(降壇) 59 ◯ 10番(安江結子君)  市のホームページに、市の事業じゃないので掲載できないとおっしゃるんでしたら、事業者にそういう情報を広く、法知岳は市有地、市民の財産なんですので、市民に広くこの情報を開示するというふうなことをおっしゃっていただくわけにはいかないですか。 60 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  法知岳の民間事業者による風力発電の建設計画につきましては、市有地であるということから、市が先般策定をいたしました再生可能エネルギー推進計画に沿って対応するということでガイドラインを設け、そのガイドラインに対応する形で、事業者の皆さんに説明会なり合意を得るようにということでお伝えをしております。  この推進計画については、具体的に市民の皆様方にお示しをして、パブリックコメントを経て正式に決定したものでありますので、これについて今私どもとしてはそれを示していると、このように考えているところであります。(降壇) 61 ◯ 10番(安江結子君)  その松浦風力合同会社が地元の説明会で使った資料は開示してとも言わないし、あくまでも松浦市としては松浦市の再生可能エネルギーのガイドラインに沿って事業を進めてくださいとまでしか言えないというふうなお答えだと思っております。  ところで、国の風力ガイドラインでは、計画の初期の段階からコミュニケーションを図るようになっておりますが、じゃ、国のガイドラインで、市長はその時期をいつというふうに捉えられているんですかね、お尋ねします。 62 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  やはり、これは具体的な計画が動き出した場合には十分説明が必要だろうと思っております。  ただ、この具体的な計画をどこに置くかというものは非常に難しいところだろうと思っておりまして、具体的に事業が可能になるかどうかが分からなければ事業者としてもそれ以上進めないと思いますので、そのタイミングというのは具体的に国のガイドラインも示されていないところでありますので、ここは個々の判断になってくるんではないかと思っております。(降壇) 63 ◯ 10番(安江結子君)  事業計画策定ガイドライン風力発電2020年4月改訂版、資源エネルギー庁の分の3ページですが、適用対象の範囲というので、「本ガイドラインは、上記の者がその事業計画に係る風力発電設備を用いて再生可能エネルギー発電事業を実施する期間(企画立案から当該発電設備の撤去及び処分が完了するまでの期間をいい、固定価格買取制度の調達期間に限られるものではない。)にわたって適用される。」と、はっきり明示されていますので、今、市長が答弁されたように、風況を測って、FITで利益が回るというふうになってからじゃなくて、企画立案のときからとガイドラインにはちゃんと書いてありますので、ちょっとそこら辺は市長の認識とガイドラインに書いてあることとちょっと違うんじゃないかなと思うんですけど、もう一回お尋ねします。いつですか。 64 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  私の認識とは違えていないと、このように考えております。(降壇) 65 ◯ 10番(安江結子君)  企画立案からの風力ガイドラインの適用ということになれば、風況ポールが立つ前ということになるんですけど、風況ポールが立つ前、つまり2017年2月22日にFIT申請をしてあるんですけど、その時点からということでよろしいですか。 66 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  本件につきましては、私の認識がというよりも、そもそも今、今この議題になっています法知岳の風力発電については、市のほうに計画が示された段階から、前市長の当時から十分に地元の皆さんとのコミュニケーションを取るようにということは言われているわけであります。市としてはそのような対応を取ってきているということでありまして、その時期が正しいかどうかということでありますけれども、少なくとも私自身は、市としてはそのような対応を取ってきていると、このように考えているところであります。(降壇) 67 ◯ 10番(安江結子君)  じゃ、2017年8月25日に農林課を訪問されて風況調査予定を伝えられているんです。では10月27日に風況調査のポールが立っているんですけど、そのときには前市長が地元の説明をということを言われているんですかね。そこは前の議会のときに答弁がなかったと思うんですけど。 68 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  ここで正確な答弁をするためには、事前に具体的な通告をいただかなければお答えできないものでありまして、今、議員がおっしゃっている点については通告をいただいておりませんので、今ここで間違いなく答えることはできませんので、回答は控えさせていただきます。(降壇) 69 ◯ 10番(安江結子君)  周辺地域の人たちから話を聞きますと、風況調査用のポールが立ったのは、誰も知らないうちに風況調査のポールが立ったと言われるんですよ。ということは、事業者が地域の住民の方に説明はされていなかったということの裏返しじゃないですか。  質問通告をはっきりと細かくしていないので答えられませんとかおっしゃいますけど、一番大事な点なんですよ。  ですので、国の風力ガイドラインの運用範囲は企画立案からとなっているのに、風況調査のときにはまだ説明が行き渡っていなかった。そして、風況調査用のポールが立ってから、その後に反対の意見や、それから署名や看板が立って、それから住民説明会が開かれてきているんです。  それで、コミュニケーションを図る範囲も最初は池成地区だけだったんですよね。池成地区の関係の方がほかの地域の方からどうなっとるとと聞かれて、やっと説明会が開かれたというような流れなんです。  ですので、この風力ガイドラインに沿って事業者はきちんと進めていないというのが地元で説明会を聞かない、聞きたくない、聞いてもきちんとした回答がないということで地元の人たちは話を聞きたくないというのがあります。  それで、松浦風力合同会社の説明資料も部外者には渡さないでねと言って、全然そういう資料も出されないということは、やっぱり周辺地域も含めて市民の人の理解はなかなか得られないというふうに考えています。  公有財産貸付申請書について伺います。  先ほどの答弁で、現状、合意形成はなっていないということでしたが、許可しないと決断を求めたいと思うんですけど、それについてお尋ねします。どうですか。 70 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
     お答えをいたします。  先ほどから申し上げていますように、事業者の方には十分な説明をしていただきたいと、やはり不安に思っておられること、そういったことにしっかり答えていくというのは、これは事業者の責任だろうと思っていますので、そのようにお伝えをしています。  あわせて、地域の皆様方にはそういった説明を十分聞いた上で、そして、地域として判断をしていただきたいと考えておりますので、まだそういった具体的な対応ができていないという状況の中で、貸すか貸さないかということを申し上げるのは差し控えたいと思います。(降壇) 71 ◯ 10番(安江結子君)  まだというと、あとどれぐらい待つんですか。どんな状況になったらその判断を示されるんですか。 72 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  先ほども申し上げましたとおり、改めて事業者の皆様にも説明をしていただくように先般お話をしましたし、そういった関係地域の皆様方には説明会を開いていただきたいと、聞いていただきたいということを申し上げているところでございますので、時間はかかっておりますが、やはりここはしっかりそういった対応を見定めていく必要があると考えております。(降壇) 73 ◯ 10番(安江結子君)  先ほど署名のことをお伺いしましたが、署名の最終の提出が11月28日でしたかね、12月議会の直前に提出されているんですよね。9月議会で市長が先ほどのような答弁をされた後にも、やっぱり周辺地域としては風力発電は認められない、許可しないでくれという思いをさらに署名として上げても、やっぱり市長としては9月議会と同じような答弁なんですけど、じゃ、署名が来ても同じ答弁をされるということなんですか。期間は過ぎて、反対する人の新たな動きがあっても、もう一回説明を聞いてくれと、また周辺地域の方におっしゃるわけですか。 74 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  前回もお答えをしておりますけれども、市としても地域共存型の風力発電事業は推進をしたいということで計画に掲げています。これはやはりどの場所に造っても、皆さんが心配しておられる中身は同じだと思います。騒音の問題、低周波の問題、これは同じだと思っています。  ですから、そのことについてしっかり説明を聞いていただく、御不安に思っておられることは十分承知しています。しかし、その不安についてどのような課題であって、どのような対応がなされるのか、そういったことを答えられるのはやはり事業者、その技術を持っている事業者だと思っていますので、それについてはしっかり説明をしていただきたいと、このスタンスは変わらないものであります。  ですから、説明会が開かれない状態の中で反対ですということをおっしゃっていることは十分分かりますけれども、まずはその不安を払拭する上でもしっかり説明は聞いていただきたい、このように考えているところであります。(降壇) 75 ◯ 10番(安江結子君)  どんな地域に造っても同じってひどいじゃありませんか。まちの中に造っても人のいないところに造っても同じ、そういうんじゃなくて、人家から遠いところに造ってくれと、そういう願いですよ。そこのところを市長ははっきり人家から離れたところと、離れた、影響が人の生活にないところに造ってと、ちょっとそこのところだけは足してくださいよ。どんな地域に造っても同じ、それはあまりひどいですよ。 76 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  どんな地域に造ってもということを私が申し上げているとすれば、そこは訂正をしたいと思いますが、どの場所に発電施設を造っても、それから出る低周波、あるいは騒音、こういったものは出ると思っています。  ですから、そういったことについての御不安があるとすれば、そのことについて十分御理解をいただきたい、説明を聞いていただきたいというものであります。  当然真下にあるところと遠く離れているところではその影響が違うということは承知をしております。(降壇) 77 ◯ 10番(安江結子君)  だから、池成地区の一番近い方が400メートル足らずのところに風力発電の施設ができる、そうすると牛も飼えないし、夜も低周波音で寝られなくなる、そういうところに造ってほしくないというのが一番の願いですよ、市民の。  だから、そこを考えて、生活ができるように、今までの過ごしてきた地域が守れるように。  あなたが思う松浦市のよいところ、1番は豊かな自然、これは市報に載っていましたね。豊かな自然、そして景色、市民の人柄、こういう松浦市のいいところがたった320か330メートルのところに風車が立てば壊れるから今言っているんですよ。  低周波は、それはあれば誰でもあるんです。何かすごく冷たいです、言い方が。  やっぱり人が住める、住んで生活する、そこが第一番ですよ。住み続けたいというまちを目指すんだったら、やっぱりそういう環境が破壊される、渡り鳥のルート、1号機はルートに遭うから取り下げました、低減しますと言っていますけど、その影響はあるということなんですよ。  だから、そういうのをなくすような、そういう再生可能エネルギーの在り方をやっぱり検討すべき、そのためには法知岳に風力発電は絶対造っちゃいけない、そう思います。  だからこそ3回も署名を集められているんじゃないですか。  9月議会が終わって12月議会になる直前に340名近くの署名を集めて出されている。そこのところを分からなくてどうしますか。もっと考え直してもらうように発電の事業者にも、市有地利用のお願いにつきましてというようなこの資料をもっと市民に配る、そして池成地区で理由を言わずに押した印鑑の文書をちゃんと事業者が出す、そんなふうに市は努力して、そして、市民が判断する、そういう状況に持っていかないといけないと私は思いますが、再度答弁を求めます。 78 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  池成地区からは、地区としてこの事業を推進してくださいということで要望書が上がってきています。  当然その中に、今議員がおっしゃっているような方がいらっしゃるのかもしれませんが、地区としての判断の中でそのような御要望が出てきています。  池成地区の皆様方とお話しする中では、やっぱり今後高齢化が進む中で、何とか地域の振興を図る上でこの事業を誘致して、それによる利益を地域にもたらしたいというようなお話でございました。  一方で反対をされている方々、これも市民でありますから、こういった方々の声というものも十分私どもは聞いた上で判断をしていくべきだと思っておりますが、先ほども申し上げましたとおり、まずこの風力発電事業を進めていく上で大きな課題がある、その課題についてはしっかりと説明を聞いていただきたい。その上で御判断をいただきたいと、このように思っているところでありまして、そういった状況が改善できるように、私どもとしても引き続きお願いをしてまいりたいと思います。(降壇) 79 ◯ 10番(安江結子君)  状況が改善できる努力とは何ですか、具体的に。 80 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  先ほども御答弁申し上げましたが、事業を推進する側の皆様方にはそういった、まずは不安を払拭する、不信感を払拭する、そのための努力をしていただくようにお願いするということ、あわせて、反対しておられる地域の皆様方には、まずはその事業者の説明を聞いていただくように、そういった点をお願いしているところでありまして、あわせて、事業を進める上で、やはり地域全体の利益になるような、地域の皆様方が受け入れられるような環境づくりというものは、これは事業者の皆様にも、事業を推進する側にも考えていただかなければならないと思っておりますので、こういった点もお願いをしたいと思っています。(降壇) 81 ◯ 10番(安江結子君)  池成地区全体が賛成だったとおっしゃって、池成地区、なるほど池成地区には反対の意見の方もいらっしゃると聞かれたということですけど、反対のところに行かれてどんなふうに生活されているかというのを私はぜひ見ていただきたい、話も聞いていただきたいということを要望します。  私も再生可能エネルギーの推進には反対じゃありませんとずっと申し上げておりますが、やっぱり再生可能エネルギー、地域に現にある自然を生かして再生可能エネルギーをつくり出して、それで、地域が活性化する、そのことに誰も異を唱えないと思います。  ですので、やっぱり一度、小水力発電を検討されて、経費がかかるという理由で諦められたこともあったりしますし、地域経済活性課で国の補助金を2年間ですかね、3年間使って、地域にどういう活性化があるかというような研究もたしかされたんですよね。その中で、私としては小水力発電を再度検討いただきたいと思うんですけど、そのことについてお尋ねです。 82 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  松浦市再生可能エネルギー導入推進計画策定時におきまして、市内6地点について、また加えまして、笛吹ダムにおきまして小水力発電の可能性調査を実施いたしました。  しかしながら、費用対効果という意味での事業性が見込めないということから、計画には盛り込まれておりません。どうしても発電力が小さい割には経費が非常に大きいということからの事業性が見込めないということであります。  しかしながら、導入推進計画の報告書においても、水車発電機の新規開発や普及による価格の低下が進むなど、状況が変わった場合には本調査による結果を基に検討すべきとしていますので、今後、状況が変わった場合、技術革新、あるいはコストダウン、こういったものが進んだ場合には再検討をしてまいりたいと考えております。(降壇) 83 ◯ 10番(安江結子君)  新聞に載っていたんですけど、ベトナムから水車、水力発電、小さい水路で発電すると、落差が20センチぐらいあれば水力で発電できるというのが、ベトナムから安い機械が輸入できて、それで発電すると費用対効果も上がっていいという記事を1か月ぐらい前に読んだことがありますので、やっぱり日々そういう技術は進歩していますので、ぜひベトナムのことを調べていただいて、水力発電、20センチ落差があれば発電できるということでしたので、ぜひとも取り組んでいただきたいというふうに思います。  それで、国も水力発電に対していろんな制度が変わってきますので、そこのところは研究していただくということを要望したいんですけど、地域経済活性課としてはどう考えていますか。 84 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  私も10センチの落差でスクリューみたいなのが回って発電をすると、実際に物を見たことがあります。  しかしながら、残念ながら非常に発電量が小さくて、それ一つで賄える電気というのは非常に限られています。コストが仮に安くなっても、それで賄える量が幾らなのか、こういったことは十分考えていかなければならないと思っていますので、先ほども御答弁申し上げましたとおり、今後の水車の技術革新が進むことによってより多くの発電ができるですとか、コストが下がるですとか、こういったことについては十分アンテナを張って情報を収集しながら、そういったタイミングが来れば再検討はしたいと考えています。(降壇) 85 ◯ 10番(安江結子君)  次に、新型コロナウイルス感染症対策についてお尋ねです。  現在、新型コロナウイルス感染症の第5波、長崎県内ではPCR等検査で新規陽性者数はゼロ更新が11月21日から昨日まで続いています。ですので、老人福祉施設などでの面会は制限が緩やかになってきて、入院施設でも短時間の面会が可能となったと聞いています。  ところが、オミクロン株という変異株が新たな脅威となってきて、感染力が強いと言われています。  第6波に備える対策としては感染経路を絶ち、感染源を減らし、ワクチン接種を進めるというのが基本というのは変わりません。  今の局面で大事なのは自主検査の充実です。職場、学校、家庭などで無症状の感染者を見つけて感染源を減らす、これを社会全体で行う時期に来ていると私は考えます。  そういう意味で、PCR検査の無料化を求めます。答弁をお願いします。 86 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  PCR検査の無料化についての御質問でございますが、PCR検査につきましては、現在は発熱等の症状や濃厚接触者に限られており、行政検査以外は全て有料となっております。  なお、長崎県においては、感染対策と日常生活の両立を図るため、ワクチン・検査パッケージ等の推進、それから感染拡大時におきます一般検査について、検査の無料化を実施することで現在体制づくりが進められていると聞いております。  市独自でPCR検査等の実施や有料で検査された分についての支援は考えていないというところでございます。 87 ◯ 10番(安江結子君)  第6波に向けた県のコロナ対策の中で、4項目あって、その3項目、行動制限の緩和という中に、ワクチン・検査パッケージの活用で飲食やイベントの制限緩和、それから、ワクチン・検査パッケージを適用する事業者の登録ということで、コロナ対策、県の分が出ていますが、このワクチン・検査パッケージの弱点というのが、ワクチンをして時間がたつと抗体が減り続けていくので、ワクチンをしたからといって感染の防御というか、そういうのにはそんなに効果があるもんじゃないというのがワクチン・検査パッケージの弱点ですので、どうしてもPCR検査というのが手段としては有効になるというふうに思っています。  県が、先ほどおっしゃいましたように、県は感染拡大時にPCR検査、行政検査をと言われますが、やっぱりそれはふだんに、職場とか保育所とか、そういうリスクの高いところ、福祉施設などで定期的に検査をして、それで感染者を保護するというので感染爆発を防ぐ、そういう考えに変えていかない限り、この前、佐世保の福祉施設で11月21日に1例出ましたよね、どうもないというところに1例出て、その後、49人ぐらいの濃厚接触者は、感染はゼロだったということは言われていますが、そういうふうに早めに検査をして感染者を保護するという方向に変えていただきたいというふうに思います。  県はそういうふうに感染拡大時だけと言っていますが、そこのところをやっぱり市として県に方針を転換していただきたいというふうに伝えることはされませんか、伝えてほしいんですけど。 88 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  感染拡大に対して、やはり検査というのは大変有効なものだと考えております。  これにつきましては、県あたりとの協議の中でそういう発言機会があれば、検査のほうをできるだけ数多くやれる体制をつくっていただきたいということでお願いしたいというふうに思います。 89 ◯ 10番(安江結子君)  第6波がどんなになるかな、今落ち着いて、少し制限が緩和されて生活が少し自由にというと語弊があるかもしれませんけど、行動範囲が少し広がっている中で、感染拡大しないように検査を受けられるような体制をつくっていただきたいというふうに思っています。  次に、福島診療所の過去の問題についてお尋ねします。  事の発端は、以前の深堀福島診療所長から私に告発のお手紙を頂いたことが発端でした。その手紙の内容は、平成26年4月に安くで買える薬をわざと高い値段で購入していることに赴任してすぐに気がついた。年間2,000万円で7年間の計1億4,000万円に上がる損失を市に与えた。市に調査と告訴を依頼した。しかし、何の連絡もなかった。3年ほどして市に再確認したが何もしないということが伝えられた、このような内容でした。  2019年6月議会と9月議会で質問しましたが、そのとき副市長が答えられて、当時はジェネリック医薬品を扱っているところがほかになかったので熊本の1業者との随意契約でしている。財務規則に準じた形で行って問題ないとの答弁を繰り返されました。  ところが、12月議会で私と武部周清議員との事実を示しての追及に、とうとう前の答弁を訂正されました。2019年12月10日、副市長の答弁は、「きのうも答弁いたしましたけれども、6月議会、それから9月議会での御質問等を通しまして、再度聞き取り調査、それから取引があった薬屋さん等に再度聞き取りをした結果、きのうの答弁をしたとおりのことでありまして、当時からジェネリックを扱っていた業者、薬屋さんは永代さん以外にもあったというのがほぼほぼ間違いないというふうに我々は思っておりますので、したがって、これまでの1社随契という形はおかしかったと言わざるを得ないという答弁をきのういたしました。そのとおりでありまして、当然ながら、市長もそのようなことは認識の上できょう立っていますので、同様の答弁になったものと思っております。」、このような答弁でした。  つまり、6年前に、前の深堀所長が告発していたことを6年たってようやく市が認めたことになります。  しかし、ジェネリック医薬品納入は1社しかなく、問題なかったとの間違った答弁をしていたことは不問でした。  さらに見落とせないのは、市は6年の間に2度にわたって行った内部調査も間違っていたんです。2度ともジェネリックを扱っていたのは1社だけだった、問題ないと結論づけたのは内部調査でした。この間違った内部調査の結果、大事な医師を失ったんです。重ねて議会で追及されると訂正せざるを得ないような内部調査でした。内部調査が間違っていたことの謝罪もありません。  しかるに、第三者委員会での検証を求めましたが、これは認められませんでした。  改めてお尋ねです。財務規則違反の責任について、市に多額の損失を与えたことについてどのような責任を、誰が取るんですか、明確な答弁を求めます。 90 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  今、議員のほうからお話がありましたように、福島診療所のジェネリック医薬品購入に係る問題につきましては、これまで令和元年6月の定例会から安江議員並びに武部周清議員のほうから複数回にわたって御質問がありまして、お答えをしてきたところであります。この間、基本的に私のほうで答弁をしてまいりましたので、今回も私のほうからお話をさせていただきたいと思います。  まず、今御指摘の当初ジェネリックを取り扱っている薬品会社が1社しかなかったというところであります。確かにそのような答弁を令和元年6月の議会等でやっております。  その当時の私の答弁は、当然ながら、これは質問の中で安江議員のほうからもお話があったように、当時の診療所の薬の購入のやり方、これは診療所に営業に来ていらっしゃる薬屋さんの中での話であります。通常薬はそういった形で診療所のほうでは購入しているというのが普通の薬購入のやり方ですと、これは安江議員のほうからもそういったお話をいただいたところであります。  その中で、出入りしている業者は当時5社あったというふうに聞いているんですけれども、その中で当時の所長さん、深堀先生の前の所長さんになりますけれども、その先生は、要はそういったお考えに立ったのかもしれない、要するに出入り業者の中でジェネリックを扱っているのはこの問題となっている業者しか取り扱っていなかったんじゃないかというふうにお思いになった可能性はあるんですよね。ただ、それは分からないんですよ。契約に至る書類の保存期限が過ぎていまして、ありませんので、そこのところは分からない。  そういう中で、当時の事務職員、あるいは事務長のほうに聞き取り調査をされたという経過でありまして、その担当職員等も当然過去の話で、記憶の世界の中での聞き取り調査ということになっております。  その時点においては、そのようにジェネリックを取り扱っている会社がなかったというふうに記憶しているというようなお話もあったので、先ほど1社しかなかったというふうに聞いておりますという答弁をしたところであります。  その後、御指摘のように、令和元年12月の定例会の武部周清議員の御質問の中で、これまで1社しか取り扱っていなかったと記憶しているという事実が、私のほうも再度、当時聞き取りした事務長以外の事務長のほうにも直接伺ったんですけれども、その事務長のほうにおいても取り扱っている業者があったような気がするというようなお話もございました。  それと、決定的なのは、平成25年度のジェネリックの納入の業者、僅かでありますけれども、問題の熊本の薬屋さん以外の業者からも購入しております。  そういうことからすると、これは平成25年度の話ですけれども、やはり1社しかなかったというのは、これは間違いであろうということで令和元年12月の議会で修正をさせていただいて、おわびをしたかどうかちょっと記憶しておりませんけれども、答弁を変更した。今もそのとおりであります。  そういう部分からすると、我々の内部調査が十分でなかったと、結果的にはそういうことになりますので、改めてその部分に関してはおわびを申し上げたいと思います。  それと、次は損害の話です。損害を与えたんじゃないかというお話なんですけれども、確かに結果的に平成25年度と深堀先生に変わった平成26年度のジェネリックのいわゆる納入価格、薬価に対する納入価格はやはり下がっています。下がっておるんですけれども、薬価というのは、安江議員もよく御存じのとおり、薬価というのはずっと、2年に1回見直しをされて、通常は下がってきますよね。納入価格が低い薬品というのは薬価も下がっていくというような流れになります。ですから、単純にどのくらい損害を与えたかというのはなかなか計算するのは難しゅうございます。  当然、先ほど安江議員がおっしゃった2,000万円というのは、これは医薬材料費、全体の差、例えば平成25年度と26年度の2年度と比較したときに2,000万円ぐらい落ちているというのは、我々も数字を持っていますけれども、そういったのは、全体ですから、医薬材料費全体、当然ながら患者さんの数とか使っている薬の種類とか、それによって大きくこれは変わってくる可能性は十分あります。  そういうことも考えますと、どのくらい実際、1社随契じゃなくて、当時、深堀先生の前の所長の時代に競争入札をしたときにどうなっていたかというところとの比較になるわけですよね。そこはもう仮定の話になってきますので、なかなかどのくらいの損害が出たんだというのは分かりにくいということでありますので、そういう中での職員の責任の所在というのもなかなか、これは損害そのものが分からないわけですので、責任も取りにくいと、明確にしにくいというのが我々の今の考えでございます。  以上です。(降壇)
    91 ◯ 10番(安江結子君)  地方自治法第243条の2第1項の賠償命令の対象と要件というのがございますが、これには、支出負担行為の権限を有する職員、支出命令・支出負担行為の確認の権限を有する職員、支出・支払の権限を有する職員、契約の履行を確保するために行う監督・検査の権限を有する職員、普通は市の財政の部門のところは、ここら辺が権限がきちんと分かれていて、そして職員が真っ当に仕事をされて、不正がないようにされるというのが普通なんですよね。  だけど、福島診療所の場合、一極集中、この権限が一極集中しとって、それでジェネリック医薬品が特定の業者から購入されとったわけですよ。平成21年が永代分が1,900万円、永代が何%かというと36%、22年も35%、23年38%、24年が43%、25年は38.9%、ジェネリックが1社でこれだけ扱っておられるわけですよ。  ですので、やっぱり賠償命令の対象となるものというのが分かれとって、そして、きちんと1社随契じゃなくて、見積りなり競争入札なりされておれば、こういうふうに半分ぐらいというか、3割以上この1社から買うことはなかったわけですよね。全て一極集中してここの職員の力が及ばなかった、そして、賠償命令が発令される場合は、「故意又は重大な過失により法令の規定に違反して当該行為をしたこと又は怠ったことにより普通地方公共団体に損害を与えたとき」が賠償命令が発令できるとなっているんですよね。  ですので、深堀先生も市に損害を与えたんじゃないか、だから調査をしてちゃんとはっきりさせてくれという告発だったんですよ。  今の副市長の答弁では、内部調査が十分でなかったことは謝罪するとおっしゃったんですけど、初めておっしゃいました、謝罪すると。損害が単純には分からない、実際は分からない。  深堀先生が言われたのは、深堀先生が平成26年4月に赴任して、すぐおかしいんじゃないかと言われたときに調べていれば、もっと詳しく、きちんと損害額がはっきり分かったはずなんですけど、3年間何もなし、その後も何もなし、それで、挙げ句が期限が切れてもう保存していませんということでしたよね。  ですので、やっぱりこういうことは臭い物に蓋といいますか、それじゃいけないんですよ。やっぱり深堀先生の気持ちは、調査と告訴を依頼されたんですから、しっかり調査して、それで責任の所在を明らかにしないといけなかった、そういうふうに思います。  ですので、やっぱりまた、実際は分からないとおっしゃいますが、分かる手だては、調査する手だては、考えればあると思います。  ですので、第三者委員会で検証を行って、誰がどう責任を取るかはっきりすることを求めますが、誰も責任を取らないわけですか、副市長の答弁では。 92 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  これまでの答弁の中で、市のほうの調査、3年間にわたり何ら報告がなかったというような、深堀先生がおっしゃっているというようなこともお聞きしております。  平成26年4月に深堀先生が就任されまして、その年のもう1か月後、平成26年5月ぐらいには今言った先生のほうからの御指摘が、疑問点があるということで、もうすぐその後、職員、事務長補佐を中心とした、診療所の職員の中でいろんな調査を始めているんですよ。平成26年5月以降始めている。そこは医薬材料費のいろんな比較とか、そういった部分はずっと調査を進めています。  その後、平成27年1月に前市長、その前に深堀先生のほうから前市長のほうにそういった調査の必要性というか、お話があって、それを踏まえて平成27年1月から本庁も含めた形での調査をやったということで、その調査に関して何も結果の報告がなかったと、深堀先生はそういうふうに記憶しているのかもしれませんけれども、実際は何回か報告しているんですよ、深堀先生のほうにも。報告しているんですけれども、先生が思っていたような、要は調査報告じゃなかったということもあって、あまり長く詳しくお聞きしていただいておりません。  そういった事実もございますので、調査の結果が何ら報告がなかったというのは少し違うかなと、私どもはそういうふうに受け止めております。  責任のところでありますけれども、先ほども申し上げましたように、実際どのくらいの損害を出したのか、あったのかなかったのかを含めて、なかなかここは仮定の話になりますので、先ほど言いましたように。  もし競争入札、競争見積りをやっていたらどうだったんだろうかと、それと1社随契との比較でありますので、そこの部分がいわゆる損害、あるとすれば損害ということになります。そこのところが仮定の話の中でしかできませんので、要は責任問題、幾ら損害を与えたのかとか、それに伴う責任問題というのがなかなか明確にできないということで、これまでずっと申し上げているところであります。  それに関することについては今も同様な思いでありますので、特段誰それをというようなことまでの確定はしていない、明確にしていないというのが現状であります。(降壇) 93 ◯ 10番(安江結子君)  損害があったのかなかったのかは仮定の問題で分からないとかとおっしゃいますが、深堀先生には報告をしたけど、深堀先生としては前の議会のとき、納得感が得られなかったとおっしゃっていましたよね。納得感が得られなかったというのは、深堀先生の気持ちを十分に市として酌み切れなかった。そして、大事な先生がもう松浦市では働かれんと言って辞められたという事実があるんですよ。  ですので、やっぱりこのことはきちんと検証して、そして、損害が幾らだった、そして、責任は最高責任者の市長が取るとか、そういうところまできっちりいかないことには、やっぱり財務規則どおりに市が運営されるということは難しいことだと、財務規則どおりに運営されることを求めないといけないというふうに私は思います。  誰も1社随契はおかしかった、はっきり分からないからと言っても駄目です。(時間切れ)    (安江議員 一般質問席 降壇) 94 ◯ 議長(久枝邦彦君)  以上をもちまして安江議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後0時16分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後1時15分 再開 95 ◯ 議長(久枝邦彦君)  再開します。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、14番・鈴立議員の登壇を願います。  (鈴立議員 一般質問席 登壇)(拍手) 96 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  昼からの質問になりました。毎回ですけれども、コロナで市長をはじめ、職員の皆さん、大変御心労でございますけれども、収束しかけたにもかかわらず、新たな変異ウイルス等々で、また新たな心配もできてきているのかなと思っております。どうぞお体のほう気をつけられて公務に頑張っていただければと思います。  今回、5項目ほど質問をいたすことといたしております。  まず、住み続けたい住環境と風力発電が及ぼす人体的影響ということで質問をさせていただきます。  まず、担当課と、それから市長にお伺いしたいんですが、住み続けたい住環境というものについてどのような立場として認識を持っておられるかをお聞きしたいと思います。 97 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  住み続けたい住環境ということにつきましては、個人の価値観によってその捉え方というものは様々だと思いますが、本市として考えますところは、本市総合計画におきまして目指すべき将来像として6つの柱を掲げております。  1番目が学び育てるまち、2番目が誇れるまち、3つ目が仕事をつくるまち、4つ目が未来へ続くまち、5つ目が安心・幸せのまち、6つ目が皆でチャレンジするまち、これらの6つの柱を実現していくことが総合的に見て住み続けたい住環境であると、このように考えておりまして、その実現のために取組を進めていくと、そのように考えているところでございます。(降壇) 98 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  住み続けたい住環境は、地域に住む人たちが安全で安心して暮らすことができる住環境だと考えております。  担当課の立場としての意見ということですが、地域経済活性課としては、企業誘致など様々な企業の誘致に取り組んでおりますが、その観点からいたしましても、地域に住む人たちの住環境というのを最大限に配慮していかなければならないと考えております。  以上でございます。 99 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  今、市長からと担当課から基本的な考えといいますか、出ておりますけれども、果たしてこの松浦市内において住環境、すばらしい住環境、人情味のあふれる温かい気持ちののどかなこの地域、里山があり、そしてその上に広範囲に松浦市というのがあるわけですけれども、それに対して非常に悩ましいいろんなものが発生しておる、この一つが風力だろうと思います。  先ほど私、聞いておりまして、市長は訂正して謝らないといけないのが一つあるなというふうに聞いておりました。それは風力はどこでも今あるんですよ。そして、その低周波はどこででも起きているんですよと、それはそのとおりです。飛行機であろうと何であろうと、低周波はあっています、大なり小なり。しかし、どこでも一緒ですよという言葉は、自分はよくない。市長たるもの、その立場にいる人間が、そのような発言をするということは、自分はそういう考え方でこれから市長としての職務をしていくのかなと思って、愕然として聞いておりました。やはり低周波、風力というものはどこででも立てるものではないと決して自分は思っております。なぜか、それは今さっき市長が言われるように、何項目か挙げられた中で、やはりのどかで、そしてそういう心配のない穏やかな、非常に温かみのある、人情味のある松浦市をつくっていく、これこそ本当に住み続けたい松浦を目指しているんだろうと思います。風力が今、法知岳に話題がのっております。これがどのようになるか分かりませんけれども、このように7兆円の投資会社のアメリカの投資ファンドがシンガポールのヴィーナ・エナジー風力会社を動かしたり、いろいろなとは、それはそれで商いをすることだからいいわけですけれども、一番肝心は、そこに住む人たちに住み続けたい地域でなければいけない、そのことからすると、不適合なところであるというふうに自分は思っております。これについて市長の、先ほどの答弁というものが、そのように今から言われていくものかどうかをお聞きしたい。間違っていれば謝る必要があると思います。 100 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  先ほどの私の答弁の中で、先ほど安江議員の改めての答弁の中でも申し上げたと思いますが、どこでも一緒というふうな発言をしたことについては、それは誤りであると、このように考えます。そのように受け取られたのであれば、それはまずおわびを申し上げたいと思います。  私は風力発電施設からは、いずれの施設からも騒音や低周波というものが出ると、そういった意味で申し上げたところでありまして、その施設からの距離に応じて、その影響というのは差があるということは承知をいたしているところでありまして、先ほどの安江議員の答弁でもそのように申し上げたところでございます。  そのように私の発言で不快に思われたということであれば、どこでも一緒ということについては訂正をしておわびをしたいと思います。(降壇) 101 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  私どもがなぜ法知岳の風力を反対しているか、私は皆さんに言っております。ただの反対ではないんですよと、徹底反対なんですよと。それは市長も本を読まれたかどうか分かりませんが、石牟礼道子さんという、「苦海浄土」という本が出ております。石牟礼道子さんの「苦海浄土」、苦しい海の浄土という、これは小説でも何でもありませんけれども、目を通していただくと、そこの水俣の非常に悲惨な出来事が実話で載っております。この中で、42名の方が亡くなりました。そして、69名の方が患者として今もおられます。このような方を合計いたしますと111名になりますけど、この人たちはどうしてこのようになったか、そのときに会社を誘致して、メチル水銀中毒になって、そして悲惨な思いをしておられます。この方々は、本来なら青空の中、秋、春の運動会で駆け回っていた人たち、その人たちはテントの中で車椅子に乗って、そして全身が震える中で、その運動会を見る立場のほうに変わってしまいました。これは誰が責任か、そのときの大人です。まさかメチル水銀が川に流れて、その魚を食べた、その蓄積したものを人間が食べることによって、このようになるとは夢にも思っていなかった。これは大人の怠慢です。しっかりとそこを踏まえておかなければいけなかった。  これは15年前、昭和28年に発症しました、最初の水俣病は。そして、昭和43年、15年ほどたって初めて政府がこれを公害と名をつけた。それまでは国は一切そのことには関知していなかった。数値は出ていなかった。にもかかわらず、15年たったときに、これを公害と認定しようというふうになったわけです。これは、このようなことが法知岳で起きることのないようにしようと、だから、たのしか保育園の理事長さんも、この反対に仲間に入れてもらえんでしょうか。上志佐保育所もそうです。今、反対を連ねているのは板樋地区、栢木地区、そして赤木地区、笛吹地区、横辺田地区です。そういう中で、こういうことが二度とないように、今、生きている自分たちが子どもたちの、そして孫の、ひ孫の子どもたちがすくすくと、すばらしい環境の中で育っていく、そういう場をつくってあげるのは、私たちの最大の責任であります。  にもかかわらず、5,000万円お金が入るんです、これを基金にしていろいろなとに使っていくんです。自分たちはそんなお金の5,000万円とか、お金のことでどうのこうの言っておるんじゃないです。もっと次元を高く、これから育って松浦を支えていく子どもたちの環境をしっかりとつくっていかなければいけないという大人の責任があるからでございます。このことを考えたときに、担当課、そして最高権力を持っておる、指揮権を持っておる、執行権を持っている市長、そこのところをどのように思っておるのかをお聞きしたいと思います。 102 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  まず、御指摘の風力発電がもたらす影響という意味で、今非常に住民の皆様方が気にしておられる低周波ですとか超低周波、こういったものについては、平成29年5月26日付で、環境省水・大気環境局長から都道府県知事及び市長、特別区長宛てに、風力発電施設から発生する騒音に関する指針についてというのが、これは国の考え方が示されております。  読み上げますと、これについていきますと、超低周波・低周波音については、これまでの国内外で得られた研究結果を踏まえると風力発電施設から発生する超低周波音と低周波音と健康影響については明らかな関連を示す知見は確認できていないということであります。  そういったものが健康被害につながるということについては、今、国のガイドラインなどでも示されていないわけであります。  もう一つ、先般、イギリスで行われましたCOP26、国連気候変動枠組条約第26回締約国会議、ここでは世界の気温上昇を産業革命時から1.5度C以内に抑える努力を追求すると、このことが確認をされました。この気候変動というのも大変重要な、将来の子どもたちにとって大きな課題であります。こういったことを防ぐためにも、国際的に再生可能エネルギーの推進をしていこうというふうに言われている中で、その一つが風力発電であるというふうに考えておりまして、松浦市といたしましても、この風力発電については地域共存型という前提でございますけれども、推進していこうと考えておるところでありまして、決して私どもとしては、この風力発電そのものが水俣病と同じであると、このようには考えていないところでございます。(降壇) 103 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  市長と少し自分の考えがすれ違っているのは、自分たちは何も、安江議員さんも言われるように脱炭素、そして再生可能エネルギー、地球温暖化を防ごう、そういうとは自分たちも大賛成なんですよ。ただ、共存でそういうのを推進すると、それもいいことですよ。しかし、場所をちゃんと考えなさいと言っているんです。7団体がこれほど反対して、そして、市長も目に留まられたと思いますけれども、この議会が始まる前に署名活動がありました。一応今、概要ですが、353名かな、になっておると思います。今もまだずっと集まっております。だから、この集計がまたどれぐらいになるか分かりませんが、とりあえずこの議会前に一度出そうということで、出ております。そのようにして、今でもかつ意思をしっかり踏んでしていこうと、一番最初は板樋地区と栢木地区でした。この方々が一生懸命、一生懸命、一生懸命反対を唱えて、そしてその輪が赤木地区に広がり、笛吹地区に広がり、そして横辺田地区に広がり、そしてたのしか保育園、そして上志佐保育園に広がってきて、それでもなおかつ、これは絶対阻止しようということです。  一つ市長に伺いたいと思いますけれども、この風力というものについて、共存でと言いますけど、それは共存はいいんですけれども、場所が悪い。何も民家のすぐ下に、保育所、小学校があるところに造る必要はない。ほかにまだあるはず、人家から離れたところが。そこをなぜあなたたちは考慮しないのか、反対、市長が業者に言ってもいいはずです。それと、公社造林というのも前も申し上げましたように、水源涵養林としての非常に重要な役目を果たしている水源涵養林、私は公社造林が収入分配率で6・4、7・3になって利益が上がりますよというよりも、水源涵養林としての役目を非常に果たしている公社造林に対して、しかも、外人さんから借用が出て貸すということはしないようにお願いしたい。それは伏流水から何年か、何十年かたってせせらぎに注ぎ、そのせせらぎが集まって一つの小川ができて、そして上志佐谷のおいしい米を潤し、畑でおいしい野菜を潤す、そういう役目を果たしているということからすると、あそこは適地ではないというふうに思っております。  それからもう一つ、皆さんしっかり聞いてほしいんですが、安江議員さんのところでも話がありましたように、文書の取り交わしも一部の人間だけで取り交わしがなされている。これは由々しきな問題だと思う。やはり皆さんの面集会、全員の中で、しかし、そのときには用事で奥さんが来られたり、子どもさんが来られたり、いろいろしておられるので、一応持ち帰って、その文面をよく見てください、そして次の面集会に諮りますというふうに熟知させてから文書の取り交わしはすべきものである。ところが、その後の区長も引継ぎもない、そんな話があっているのも知らない、試験電波塔が建ったのも知らない、名前は言いませんけど、人様の山を勝手に切り開いて測量をする、そういうずさん極まりないような行動をしてきて、市長、そして対話をしてください、だから、自分のところは横辺田地区だけれども、対話する相手じゃないと、信頼は全く失ったと、だから、横辺田地区も対話はしない、その以前ならまだいざ知らず、ここに至ってから対話をせろと、相手が対話するような信頼はなくなってしまっているということが、今の先ほどから地区を申し上げる地区の判断なんですよ。もっと早く、近隣にも懇切丁寧に説明をすべきだった。4年も幾らも前からですよ。名前は言いませんけど、東京虎ノ門のある人がずっと回っておられた。何で回っておられるのかなと思ったら、風力だったんですよ。だから、その頃から市長が言われるように、対話をしっかりして、そして市民と業者、市が共生しながら育てていく風力なら、私も賛成しますよ。地球温暖化等々は非常に喫緊の課題ですから、自分はそういうのには非常に思っている。だけれども、この法知岳の計画はずさん極まりない。7団体が全く信頼をしていない、そういう状況で市長はそこは確認しておられるかどうか知らないけれども、深刻に考えておられるか知らないけれども、対話しなさいという時期はもうとうの前に失っているということを私はほかの課長さんたちにもお話をしておこうと思っているんです。  そして、この問題について市長が明確にこうです、ああです、こう進めますということは言われない、今の状況、話しかけをしてくださいと言っている以上はですね。だから、そこを求めるつもりはないですが、このようにずさんな計画の中で進めているのが法知岳の風力の計画だと。あとの区長さんも全く文書取り交わしも知らない、試験塔が建ったのも知らない、そして山を勝手に切られて、その人から電話で、うちの山が切られとるんですよと、何で、測量されているんです、そんなことできるもんですか。だから、虎ノ門のお偉いさんが家に来られたとき、あなたの会社、大したことなか会社ですねと言うた。人様の山を平気で切るということがあるもんですか。農家は田と畑と山は生活の基盤なんですよ、柱、そういうことも知らない会社が進める。全くもう腹の立つというですかね、そういう団体と何で自分たちが話合いをせにゃとですか。そこをしっかり踏まえとってもらいたいなと思っております。  もっと造るなら、人家が下に、小学校、保育所があるようなところに造らないでいいじゃないですか、まだ適度なところいっぱい、靴底を減らしてでも、汗かいて探して回りなさい。そこありきのような構図を取ってもらったら困りますよ。そこを担当課が一番の課ですので、担当課の気持ちをお聞きしたいと思います。 104 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  昨年策定した松浦市再生可能エネルギー導入推進計画におきまして、風力発電施設のゾーニングというものを実施いたしました。その中では、好風況エリア、それから適地エリア、候補エリアと進んでいってエリアを決めていくわけなんですけれども、その中で自然公園や国定公園、あとは文化財など、災害の面も考慮いたしまして、最終的には環境性というところで候補地エリアを絞ってまいりました。その環境性の中には住居や環境配慮施設から距離を800メートル以上離して建設することということで、ゾーニングの計画は立てております。  今後ともそういう策定の中で実証してまいりましたゾーニングという考え方を基本としながら、事業については進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 105 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  こればっかりに時間を取られんとですが、皆さんに問いたいと思います。風力発電を建設して、それを進める人、賛成する人に問いたいと思うんですが、元市長は推進の一番先頭のようにしておられるんですが、市長は上木場という地区、集落を知っていますか。あのところの方々が家に来られました。ほとほと困って、鈴立議員さん、もう私はあれが建ったら、もう家は住むことのなくなるだろう。高圧線は朝露、夜露でびちびちびちびち言っているんですよ、これに風力が来たら、もうお墓はどこにあるのかなというような状況になるだろうと、そんなになるような環境になってしまう、だから、何が何でも阻止してもらわなきゃと来られました。だから、自分はその方々に言っております。自分は反対は反対でも徹底反対ですよと、それでも造るなら、造るというところの庭先に造れといって自分は言っております、上志佐でも、どこででも。元市長がそやん言われるなら、あなたの庭の先に造ればよかとたいて。賛成する人がおれば、賛成する人の家の庭に造りなさいと、よそ様の近くには造るといって進めて、自分の家の周りにするとは、それは困ったもんですよ、そんな身勝手なことは言われないとですよ。だから、自分はみんなに言っているのは、それを賛成するなら、そしたら、あなたたちの家の周りに造り、そんならいいよと。だけれども、家の周りは困りますよといったなら、その上木場の人たちも大変、一番最悪の住環境に陥って、しかも、谷に蹴落とすごとして、そしてでもそこに造るということは絶対許されない。だから、自分は反対は反対でも絶対反対なんですよ。途中でへし折れることはないですよと言っているんです。  そういう深刻さを理事者の皆さん、どうぞしっかりして、私は賛成と言われる方がおられれば、その家の前に造ってください、そうすれば問題は解決していくか分からない。それはだめですよというわけにはいかないとですよ。そのことをしっかり踏まえて、この1番については終わりたい。結論がここで幾ら言っても出ないと思います。  次は、地域社会における公民館活動、その意義というのを質問します。  これはずっと前、質問を生涯学習課長にもお聞きしました。公民館とは何ぞやということを聞きました。  これをなぜかといいますと、今、市長も深刻に思っておられると思いますが、前から殺人があり、殺傷事件、いろいろあっています。だけど、今は肉親、家族の中で殺人が起きていると、由々しきことです。妹夫婦の子どもを焼き殺す、母親が湯船に沈めて殺す、熱湯をかける、これはどこかが間違っているということです。そして、学校は学校で給食のマナーから、団体の中で過ごすのを1年から2年、2年から3年と逐次ずっと積み重ねて、教育と語学教育としつけのほう、そして生きていく基礎をつくっているのが学校だと思います。学校が幾ら充実した教育をしても、やはりそこから後の、語学の後の社会教育、これが自分は欠落しているんじゃないかなと思うんです。一番頼りにしないといけない母親から湯船に押されて死ぬ、それと熱湯をかけられるとか、こういうことはあってはならない。  そういうことからすると、公民館での高齢者学級、社会教育学級、そして婦人学級、家庭教育学級、これは今から重みを持っていくなと思っています。これには学校教育と社会教育、公民館活動等が非常に密に連絡をして動いていかないと、このような悲惨な事故というのはこれからも起きていくだろう。しつけの境界も知らないで子どもを産むということもあってはならないと思うんですが、そのことで担当課の課長としてこれからの公民館活動、この内容たるものはどのような姿でこれから公民館活動を担当していくと思っておられるかをお聞きしたいと思います。 106 ◯ 生涯学習課長(松永秀樹君)  公立公民館につきましては、現在、市内に8館を設け、それぞれの地域に根差した活動を行っており、幅広い年齢層の皆様に利用していただいております。  高齢化社会、少子化、核家族化など、様々な要因により、人と人との絆が希薄になりがちな現代社会において、公民館活動の果たす役割はますます重要であると考えます。  これからも地域の集う、学ぶ、結ぶという3つの役割を果たすべく、住民のニーズ、地域の課題に対応した様々な学習機会や情報を提供することを通して、豊かな人の輪と明るい地域づくりを推進してまいります。 107 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  なかなか模範的な回答で、そこそこの公民館でそこそこの諸課題を踏まえながら進めていかなければいけないんですが、私が意図するところは、まず守っていくべき親が、その親族がその身内の人の命を絶つということは、これほど残酷なことはないな、しかも、まだ今から何十年という将来を過ごすことのできたであろう子どもたちが命を途絶えさせられる、しかも、それが母親であり、おじさんでありと、非常に深刻だなと思っています。だから、公民館で家庭教育学級があるだろうし、高齢者学級、婦人学級等々、社会教育学級、いろんな出会いの中で、集いの中でしっかりと補っていく、そういう体制というのがこれから非常により大事かかなということで質問をいたしております。  学校は学校で教育を一生懸命しておられるんですけれども、これは聞き取りのときにお話はしておりませんけれども、学校教育課、教育委員会としてその学校教育の中で人間形成というものを考えて教育しておられると思いますが、教育委員会でもコメントがあればお聞かせいただければと思います。 108 ◯ 学校教育課長(松本政美君)  今、議員がお話しされた、まず命を大事にする、これはいかなる教育においても最重要課題であり、学校教育においてはここを最重要教育の重点目標ということで、小中学校においては取り組まれている、そのように指導しているところでございます。  特に家庭教育、地域社会との連携、そのことによって子どもたちが健全に育つということは、昔から言われているとおりでございますので、学校教育は学校教育の立場でありますけれども、3者の連携をしっかり取りながら、密に教育活動を進めてまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 109 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  やはりこれまでも大事な大事な公民館活動ですけれども、より一層、この時代に適応したといいますか、順応した公民館活動というものにより一層の力を注いでいただいて、学校と公民館、それと地域社会、会社等々と連携をして、尊い命が幼少のうちに失われることのないようにみんなで大人である自分たちが気配り目配りをしながら、いい環境の中でここの松浦を背負っていく子どもたちを育てていければなと思って質問をいたしました。今後とも力を一層注いでいただければということで、この件については質問を終わりたいと思います。  3番目が市有の遊休施設、これについて質問をしたいと思います。  松浦には大体いろいろな施設を持って、そして面積のある土地もあるんですが、その中でも特に大きな土地で、広い面積で、今、実際にはそれが目的として使われていない土地があると思いますが、どれぐらいあるのかを教えていただきたい。 110 ◯ 会計課長(石黒修子君)
     お答えいたします。  市有財産のうち、会計課所管の普通財産について、面積が大きいものでありますが、まず本庁舎の敷地と同じくらいの広さを有するのが、当初火葬場の建設を予定していた土地でございます。  それから、田代小学校、大崎小学校、養源小学校の跡地などが該当するかと存じます。 111 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  焼却場はどうなっているんですか。あるんじゃないですか。 112 ◯ 市民生活課長(山口 武君)  普通財産と異なりまして、遊休施設という整理ではないんですが、市民生活課所管の行政財産施設に、今現在は多くの部分を閉鎖している総合衛生センターが今福町にございまして、面積的には大きいものになろうかと考えております。 113 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  火葬場を造る予定のところは、今どういう状況になっていますか。 114 ◯ 会計課長(石黒修子君)  当初、火葬場の建設を予定していた土地は西九州道建設関係で国交省にお貸ししておりまして、西九州道松浦佐々道路に伴う土砂の仮置場として利用されている状況でございます。 115 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  そこは契約で何年までになっているんですか。 116 ◯ 会計課長(石黒修子君)  令和6年の5月31日まででございます。 117 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  土肥ノ浦のごみ焼却場、あれは今はもう田平のほうに行っていますけれども、あれは非常に重要な土地です。なぜか、最終処分場がまだ生きておって、ガスが出るのをちゃんと計測しながら、今維持管理なされています。  それと、田平の北松北部環境組合、令和16年3月31日をもって契約が切れることになっていますよね。そうすると、新たにそこを造るとなると、もう田平、平戸はこれで延長しているから、今度はどうするか、佐世保となっていますが、佐世保もちょっと賄い得ませんよとなったときは、松浦になってくるか分からないなと。それは予測しておかないといけないと思うんです。ところが、これを処分して、そして新たな会社をつくって、雇用力と固定資産税が入るという考え方は自分は間違っていると思う。なぜかといいますと、あれだけの用地のごみ焼却場を新たにどこか造るとなると、これこそ風力と一緒でいろんな摩擦が出てくる。だから、あれは塩漬けという言葉は自分は使わないのですが、あれは有効な休眠地と思っているんです。どうしてか、これがまかり間違って松浦に焼却場を造らないといけなくなったときに、果たしてあれだけの用地をほかで確保できるのか。これは必ず総論では造らなきゃいけないということは分かるけれども、各論では、おいおいと、うちの近くにそれができたら大ごとだと、絶対反対するぞと必ずなってくる。前に五島市がそういうので大変御苦労されたんですよ。それは市長さんがそういうふうに言っておられました。大変なことになった、なかなか前に進まない。それと一緒です。だから、あそこはそのまま残しておいて、令和16年3月31日で、あそこが契約が切れる前に、何年か前にせんと、スムーズに次の焼却の稼働ができないので、そうなると、令和16年ならもう10年前後から方向性をつくっていかないといけないとなってくる。そのときに、あそこを売り払って、会社をつくり、雇用力が上がったにしても、その後、その焼却場をどこに確保するか、難題極まりない。そこのところは市長、しっかり踏まえとかないといけないと思いますが、市長の考えを伺いたいと思います。 118 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  以前の議会でもお答えをしておりましたけれども、今後、四、五年の間に次期ごみ処理施設建設予定地の選定を含めた建設方針が北松北部環境組合の中で決定されることになっております。その間、当該施設の運用方法につきましては、現状のまま保有することとし、他用途で活用することは想定しておりません。ただし、当該施設以外で次期の北松北部クリーンセンターに代わる焼却施設が決定した場合においては、その後の活用策を検討していかなければならないと考えております。(降壇) 119 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  今、市長の考えは、私も全く同感です。そのようにしていかないと、大変なことになるだろうと思っています。だから、まず令和16年の3月31日にする前に、方向性が確定するだろうから、それまではそのままにしておいて、そして、確定をした後、その次の段階としてそれをどういうふうに方向づけしていくかというのはそこで考えていくというふうにしないと、今からあそこを売って、雇用力を上げて、固定資産税が出るとなって、そんな考え方をしとったら、必ずつまずくことが出てきたときに大変な、取り返しのつかないことになるなと思って質問をいたしました。そういう方向でひとつ進めていただければと、こういうふうに思っております。  それから、あと2問あるんですけれども、この中で自分が、これも非常に重要だなと思って質問することにしておるんですが、松浦の火力発電所、Jパワー、九州電力、非常に松浦に貢献しております。前も言いましたように、この質問をするときには、久保勘一前県知事さん、この方に大変な自分は敬意を表して、今でも、ああ、大変努力をされて、やっとここの松浦に火力発電所ができるようになったなと思っています。その恩恵たるものはすごいことだということで、いまだに九州電力、電源開発を思うとき、久保勘一知事さんの御労苦を忘れることはございません。今、質問するのもこの方に感謝をして質問しようと思っているんですが、やはり九州電力、松浦発電所、この会社は安定供給ということで非常に貢献をしている。  今日は風が吹かないから、今日は曇りばかりだから、そんなことでは経済は成り立っていかない。しかも、日本は地下鉱物資源はない、前もお話をしました。加工して高品質の製品を輸出することによって非常に貿易というのが潤ってきておる。こういう中で、天気が悪いから、太陽が出ないとですよ、風が吹かないとですよで電気量を調整するようなことでは駄目だと思います。  私は聞き取りのときもお話をしました。やはりCO2が一番のガンみたいにみんな言っているけれども、自分はおかしいなと思うのは、石炭を燃やせばCO2は出るんだから、このCO2を限りなくゼロに近いような除去タービンをつくればいいじゃないかと、だから、煙突の手前に大きなタービンをつくって、今、家庭の除去も99.87%除去できますよという空気清浄機が出ておる、テレビで見られたことあると思う。それと一緒ですよ。石炭を燃やしてもゼロに近いフィルター、今、1000分の1、2000分の1のフィルターを10000分の1、50000分の1のフィルターを煙突の手前につくって、そうすれば何も2050年に脱炭素で火力発電所は中止とかなんか言わなくて、天然の化石燃料は有効に使えばいい。その有効に使うためには、しっかりとCO2を限りなくゼロにすれば、廃炉にすることもなし、せっかくあれだけ努力して誘致した火力発電所を廃炉にする必要もないんじゃないかなと思っているんですが、市長はこの件についてどのように考えておられますか。 120 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  松浦火力発電所は良質な電気の安定供給、電力の需要や再生可能エネルギーの発電量の変動を補う調整電源として重要な役割を担っております。  また、本市においては、雇用の創出、地元関連企業や商店等への消費効果など、地域経済を支える重要な産業であり、納税による貢献も含め、今日まで極めて良好な効果をもたらしていると考えております。  これらを踏まえ、県を通じて、あるいは私が会長を務めております九州地方電源地域連絡協議会を通じて、国に対し脱炭素社会に対応した形での火力発電所の存続、脱炭素に対応する高度技術の開発促進と早期の実用化、電力事業者へのその設備投資に対する支援拡充などを強く要望しているところでございます。  今、議員御指摘のようなCO2を回収するフィルター、こういったものが今現在あれば、そういったものが可能かと思いますけれども、まだ現時点ではそのような技術が確立されていないということから、様々な取組がなされていると思っております。そういった取組を推進する上でもやはり国策として取り組んでいただくことが重要であると考えておりますので、国に対して要望していると、こういう状況でございます。(降壇) 121 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  2050年に廃炉にするという議論で能力を使うよりも、CO2を限りなくゼロに近づける除去フィルターをするというところに一生懸命研究をして、そしてそれを到達してしたほうが自分はいいと思って、日本はノーベル賞を今度もまたもらって、アメリカ国籍ですけれども、アメリカで受賞されるというのが載っておりました。このように非常に日本は有能、優秀な国民です。だから、必ず2050年までの間にできるだけ早く除去するのをつくって、飛行機でも何でもCO2は出しているんですから、だけれども、それよりももっと低いレベルです。それが久保勘一元知事に対する私たちの感謝と思っているんですよ。だから、2号機を早急のときも、議会でも陳情に行ったんですよ、松尾社長さんのところに、早く2号機をと。そして、いいときだけお願いしておいて、そうしておいて、CO2があれだから廃炉にしましょうと、それに同調するということが自分はどうも解せない。それに同調する以前に、それを開発する、そういう努力を国家国民で議論して、そしてできましたよと、2035年、2040年にできました、そして日本からまたそれに対してのノーベル賞をもらうような、そういうふうな道筋のほうが自分はいいなと思って質問をいたしました。  九州電力、JA、電源開発、非常に松浦市に貢献をしておるということは自分たち市民もしっかりとそこは認識をして、いろんな会社の人たちと交流を深めて、そして、おらたちの地域にこのようなすばらしい会社があるという、自慢ができる会社ですので、またそのようにして共生をしながら、いい松浦市が出来上がっていけばねと思っているところでございます。  電気も九州電力、電源開発からちゃんと買って、そして貢献をしてもらう、それだけの松浦市に恩恵を出していただいているということは、私たち一市民として感謝をしていかないといけないなと思っているところでございます。この質問を終わります。  最後に、山間地域の過疎化、荒廃ということで質問をしようと思います。  もう皆様お気づきのとおり、福岡まで行く高速道路からしても、どこをしても、非常に荒れている、畑も原野か野原かも分からないようになっているという状況、人口もどんどん減っていく、そして空き家も崩れかかった家があっちもこっちも見えてきた、上志佐でいえば、農協もなくなってしまう。後々、このまますると、郵便局、駐在所もなくなっていくんじゃないかなと。だけれども、そういう声が出てからでは遅いので、自分たち上志佐はできるだけ上志佐の郵便局を使おうと、はがき1枚にしても、年賀状1枚にしても、みんなゆうパック、いろんな面についても、その地域の郵便局を使っていこう、そしていつまでも郵便局があるように、そして駐在所も治安を守ってもらうようにというふうに話をしているところでございます。  しかし、時代の流れというものは非常に悲しいものでございまして、そういう面においては、どんどんどんどん廃っていく、限界集落というのも出てきております。住み続けたい住環境というものをしっかりつくっていかなければいけないんだけれども、どうしても県でいけば県庁所在地、松浦市でいけば松浦市役所所在地に便利性があるから、アパートの一つもできない。私は人口の再配分というのが非常に大事、だから、上志佐にも定住促進住宅を造ってもらえんかという要望も何回かしました。そして、そこから少しずつ枝分かれして、そして子どもができ、そしてその子どもに結婚して孫ができ、そして人口の再配分、松浦市役所に集中する人口をやはり中間の山間のほうにも広げていく、それが山間地域の過疎化というのを防ぐことになるということからすると、非常に自分は人口の再配分をしていくということが大事と思うんですが、道路にしてもまだまだ細いままの道路があります。また、公共施設もだんだん減っていっております。それから、民家もだんだん志佐のほうに下りていく、そういう人たちがおられます。そういう中で、意識づけをしっかりと持ってしていかないといけないんですが、この件について市長がどのように考えておられるのか、まずお聞きしたいと思います。 122 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  人口の再配分という意味でお答えをできるかどうか、通告をいただいていませんので、的確に答えられるかどうか分かりませんけれども、各小学校区単位でまちづくりをしていこうということで取組をしているのは、まさにそれぞれの地域、仮に人口が減っても、それぞれの地域の暮らしを守れるようにするためには、地域の皆様方と行政が連携をしながら、協働しながらやっていく必要があるということから、市内それぞれの小学校区にまちづくり運営協議会をつくりたいと思っているところであります。  まさにそういった環境をつくることで、それぞれの地域に人が残り、人口の再配分というか、そういった地域での暮らしが確保できるんではないかと、このように考えておりますことから、小学校区単位のまちづくりを進めたいと、このように思っているところであります。(降壇) 123 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  農業関係は農林課のほうだろうと思うんですけど、農業関係も前は畑の形があったのに、1年、2年もすると、竹が生えり、木が生えり、これは所有者が管理せないけないんですが、実態はそうもいかんごとなってしまって、息子も帰ってくるかどうか分からん、じいちゃんとばあちゃんだけではどうしようもない、だから、荒れ放題ですよと、こういうふうになってきているところを見ると、非常に自分たちもそこの横の道を通ると、寂しげになるんですけれども、何人かで話をしているのは、いろんなとをそこに植えていこうと、紅葉を植えたり、花木を植えたりして、目の保養で四季折々をすると、竹山にしておくよりいいよねとかいって動きをし、大分竹山を切って、そして紅葉とかトウカエデ、ケヤキ等々を植えております。アメリカハナミズキとか、いろいろ植えて、アメリカフウという木がありますけど、これも紅葉します。非常に濃い紅葉をするんですが、そういうとを植えてすると、荒れたという感じがしないなと思ってしているんですが、そういうふうなとを新たに制度化、市のほうでお金も用意はないか分からんですが、そういうとの苗木、そういうとに植えるという条件のものを、前はいろいろほかの木を提供があっていますけど、そういうふうなものはないものかどうかをお聞きして、若い人たちでやぶになっている竹を切って、そこにいろんな紅葉のようなものを植えて、そこで、よそに行かないで、そこの下で花見ができたり、いろいろするようにする地域づくりというのは非常に大事じゃないかなと思うんですが、担当課でも構いません、市長でも構いませんが、何かそこあたり、新たな制度、そんなたくさんでなくても、苗はそんなに高くはないので、そういうとをして、各地区、地域の家の周りあたりの竹山あたりをできるだけ、リハビリがてら切って、そしてそこに苗木を植えて、そして秋には、春にはという四季折々の景色が変わっていく里山をつくったらなと思うんですが、そこのところでお答えいただければと思います。 124 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。  苗木等の支援ですけれども、緑の羽根等でお願いしております緑の募金、地区でありますとか企業の方から募金をいただいておりますけれども、それを財源として花壇の花であるとか地域ぐるみで取り組まれる花植えでありますとか、地域ぐるみで取り組まれる花木の植えつけとか、そういう支援を毎年行っております。本年度も募集をいたしますので、そのときに応募していただければ活用ができると思っております。  以上です。 125 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  自分は何もかんも自分たち、住民が汗をかかないであれしてくれ、これしてくれと言うつもりは全くないんで、自分たちがまず身近な者、気が合う者、賛同する人たちでまずしていこうと、そうすると自分もその仲間にかてておくれよというふうにして輪を広げながら、そして自分たちのまず家の周りから、遊んでいる畑が、竹が生えて、木が生えるようなとをみんなで加勢のシェアというですか、いいのシェアじゃないけれども、うちの畑をこうしようと、それも合間見て、そして参加するせんは自由で、そしてそういうとを植え込んでいって、そして、じいちゃん、ばあちゃんたちが、おお、おまえがすると大分変わってきたなと、そのような景色観、四季折々の景色観というのもつくっていくということは、心の癒やしにもなるなと思っているんですよ。だから、大々的にはできませんので、少しずつ、気の合う者と同じ考えを持っている人たちでしていく、そして徐々に仲間を増やしていこうかというふうにして取り組んで、うちの入り口あたり紅葉はずっと今植わっています。きれいですよ。だから、そういうふうにしていこう、だから、ダムの上あたりもずっと植えてあります。自分たちでずっとしていく、ある人が一生懸命熱心でずっと植えている、だから、ダムの上の展望台のところあたりを見てもらえると、ずっと紅葉が植わって、やっぱり違うなと思いますので、そういう制度を拡充してもらって、そして自分たちの住んどる住環境というものを四季折々はっきり分かるような、季節感が分かるような住環境をつくっていきたいなと思っているので、そこの制度あたりをもう少し自分たちに詳しく教えていただければと思いますが、再度答弁を求めます。 126 ◯ 農林課長(金子英樹君)  今の支援制度について、手元に資料を持っていませんので、ここでは詳しく御説明できませんが、募集する際には御連絡差し上げて、詳細等を御説明申し上げたいと思います。 127 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  5項目でございましたけれども、やはりいい環境をつくっていきたい、それから住み続けたい住環境の中ですばらしい教育と、そして社会教育、公民館活動等々によって悲惨な事件がテレビで映ることのないように、自分たちで目配りをし、そして第2の水俣病のような低周波の被害が出てくることがないことを自分たちは目指しながら頑張っていきたいと思います。  これで質問を終わります。    (鈴立議員 一般質問席 降壇) 128 ◯ 議長(久枝邦彦君)  以上をもちまして鈴立議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩します。       午後2時15分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後2時25分 再開 129 ◯ 議長(久枝邦彦君)  再開します。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、15番・椎山議員の登壇を願います。  (椎山議員 一般質問席 登壇)(拍手) 130 ◯ 15番(椎山賢治君)  皆さんこんにちは。  6項目、今回は質問するようしておりますので。先ほど控室で谷口議員から、あまりのぼせんごとしてください、血圧の上がったら大変なことになりますよと言われましたので、紳士的に質問します。  1項目の鷹島神崎遺跡に対する今後の対策について。  先日、松浦市歴史観光推進協議会の皆様と鷹島神崎遺跡の今後の対策について話合いをしましたが、その中で、鷹島神崎遺跡の世界遺産登録を目指そうという話合いがなされ、国、県に要望活動を実施するような話になり、その後すぐに上京され、市長イコール令和会の皆様と一緒に同行されたと思いますが、秋野公造先生と面談をされたと思いますので、その中で世界遺産登録に向けての話合い、いろいろあったと思いますけど、その件についてお話を伺いたいと思います。 131 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  11月17日に市議会令和会の皆さんが、秋野公造参議院議員のお取り計らいによりまして、文部科学省の矢野和彦官房長へ鷹島神崎遺跡の保存と活用についての要望をされるというふうにお聞きいたしました。その前日から私、道路関係の要望活動などで東京に出張しておりましたので、そのスケジュールと合わせて、これまで松浦市が長崎県を通じて要望しておりました鷹島神崎遺跡に対する要望を、これを実現させるいい機会ではないかと捉えまして、急遽、市としての要望を行わせていただいたところであります。  その際に、秋野公造参議院議員、あるいは矢野官房長官、そして、その中では具体的に世界遺産登録ということについての議論には至っていないということでございます。(降壇) 132 ◯ 15番(椎山賢治君)  せっかく市長が行かれたのであれば、やっぱりこの世界遺産というとはPRする必要があると思うとですね。できれば、しょっちゅう上京されますので、この前の話合いにあったように、やっぱり世界遺産の登録、世界遺産を目指して頑張ってほしいというような話があっておりましたので、市長の場合は常に上京されますので、上京をされた折には文化庁なんかにも行かれて、文科省あたり行かれて、そういう要望活動をしていただきたいと思います。  次に、歴史観光推進協議会とのこの前の話合いの中で、鷹島神崎遺跡の看板を鷹島大橋のそばに立ててほしいという要望があったと思うとですけど、できればそういう看板を立てるとであれば、県の指定を受けている鷹島阿翁石を使って建立していただきたいと思っておりますけど、市長のお考えをお示しください。 133 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  先ほどの質問の際も述べられましたけれども、松浦市歴史観光推進協議会との協議というものは、これは市の特別委員会の皆様方と協議会の皆様方がお話合いをなさるということに、私はあくまでもオブザーバーという立場で出席をさせていただきました。その中でやり取りがあったということで承知をいたしております。その中で看板を立てたいということでございます。  松浦市といたしましても、今回の要望活動を通じて鷹島神崎遺跡の保存と活用を起点とした水中遺跡の保護を周知し、改めて世論喚起の必要性というものを痛感いたしました。その世論喚起を図る上で、看板やのぼり等については非常に有効なツールであるというふうに考えておりますが、具体的にはやはりどのような内容にするか、こういったことを十分検討する必要があると思っております。  また、市内には様々な看板が立っておりますけども、それぞれの目的がありまして、やはり市が立てるとなると、そこら辺の整理が必要になると思っております。まずは歴史観光推進協議会の皆様方と十分話合いをしていく必要があろうかと考えているところでございます。(降壇) 134 ◯ 15番(椎山賢治君)  鷹島神崎遺跡はやっぱり鷹島が元寇の史跡の発祥地なんですね。できれば、やっぱり橋の下に阿翁石を使って石で立てていただきたいというふうな考えを持っておりますけど、市長の考えは。 135 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  世論喚起をする、例えば、鷹島神崎遺跡の保存活用を国策でとか、そういったスローガンが必要になってこようかと思います。スローガンというものは、やはりその目的を達成した場合に撤去したり、そういうことになりますので、未来永劫提示できるような阿翁石で造ることが適切かどうか、ここは十分議論も必要かなと思っております。そういった点、なかなか阿翁石で看板をというのはあまりにも看板として阿翁石を使うというのは高価過ぎてどうしたものかというふうに思いますけれども、現在、鷹島がどうであるというようなことをPRする、あるいは鷹島が元寇の遺跡の場所であるとか、こういったその後もずっと設置できるような物があるとするならば、そういった点が検討に値するかなと思いますが、少なくとも、今スローガンを掲げて世論喚起をしようということについて、阿翁石を使うということについては、まだ十分な検討が必要ではないかなというふうに考えているところでございます。(降壇) 136 ◯ 15番(椎山賢治君)  私の感覚としては、やっぱり阿翁石というとは700年の伝統工芸もあるとですよね。できれば、市長もちいっと固かっちゃんね、この頃。固過ぎるんですよね。もうちょっと軟らかくならんと。挨拶は天下一品なんだけど、もうちょっとやっぱり企業感覚を持って行政に当たってほしいと思いますね。挨拶は国会議員並みだけど、企業感覚がない。  それでは次に行きます。  池成地区の風力発電の進捗状況について。  先ほどもいろいろ話が出ておりましたけど、簡単にいいですので。  風力発電が誘致できたときのメリット、あるいはデメリットなどを報告してください。 137 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  松浦市再生可能エネルギー導入推進計画で実施いたしました候補エリアの選定により、風力発電の事業性が見込まれるエリアとして、市内4か所を候補地としております。本市がこの候補地で風力発電事業を誘致し事業を行う場合のメリット、デメリットについて御説明いたします。  まず、メリットでございますが、本市が策定した再生可能エネルギー導入推進計画の中に記載しておりますとおり、再生可能エネルギーを導入する意義は、地球温暖化というグローバルな課題や、エネルギー自給率などの我が国の課題の解決のみならず、地域の課題解決や発展へ寄与できることにあると考えております。  具体的には、雇用の創出、地域の活性化、常時エネルギーの確保など、本市の課題解決に活用できることがメリットであると考えております。
     デメリットというよりも誘致をする際に課題として挙げられることとしましては、風力発電事業への地域への理解であると考えております。  以上でございます。 138 ◯ 15番(椎山賢治君)  風力発電をすることによってそれなりの税収があると思いますけど、その点はどうなるという説明できますか、言っていないけど。 139 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  申し訳ございません。資料を持ち合わせていないので、回答をちょっと差し控えたいと思います。 140 ◯ 税務課長(宮崎直人君)  風力の償却資産になるかと思いますけれども、一般的に取得額がはっきりしておりませんので、この場で言えませんけれども、取得価格に減価償却率を掛けて1.4%、これが税額になります。 141 ◯ 15番(椎山賢治君)  いろいろ風力発電については質問があっておりましたけど、私は賛成です。やっぱりやるべきと思います。いろいろ各地区の情報を聞いておりますけど、私としては賛成、やってほしいというような気持ちは持っております。  それでは次に、風力発電を市長として事業を推進したいというふうなちゃんとした意思がないような気がしますので、どういう気持ちを持っておられるのか、御答弁をお願いします。 142 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  地球環境問題が深刻化する中で世界的に脱炭素の流れが加速し、先般の国連気候変動枠組条約第26回締約国会議、COP26では産業革命から世界の気温上昇を1.5度C以内に抑える努力を追求することを確認されるなど、気候変動への対策や関心は世界的に高まる一方でございます。  世界的な潮流である脱炭素社会の実現を受けて、我が国においても2050年にカーボンニュートラルの実現を目指すことが宣言され、省エネルギーの徹底、再生可能エネルギーの最大限導入を目指すこととされております。  本市においても、2050年カーボンニュートラルの実現に向け再生可能エネルギー導入推進計画を策定し、再生可能エネルギーの導入によるCO2排出の削減を図り、地域資源である再生可能エネルギーを地域の課題解決や発展に活用すること、及び再生可能エネルギーの地産地消による地域循環型社会の実現を目指すこととしております。  このようなことからも本計画における戦略プロジェクトの一つであります地域共存型風力発電事業は推進してまいりたいと考えており、地域の理解をいただいた上で、この地域共存型風力発電事業を推進してまいりたいと考えております。(降壇) 143 ◯ 15番(椎山賢治君)  今、市長は推進してまいりたいというふうな御答弁だったと思うとですけど、今回また新たにやりにくいような制度変更にされているんじゃないかなとちょっと気がしたものですから、近隣500メートルの同意を800メートルというような制定にされたんじゃないかなという気がしておるんですけど、これはどういうことでこういうふうな制定をされているのかなと思っておりますので、課長の答弁でいいですので、答弁ください。 144 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  御指摘の制度といいますのは、地域とのコミュニケーションを図る際のガイドラインについてだと思いますので、現在の市の考え方について御説明いたします。  松浦市再生可能エネルギー導入推進計画を策定するに当たり、協議会において風力発電施設の建設に当たっての地域への理解が議論になりました。協議会においては、市としての考え方を示させていただきました。その内容でございますが、まず説明会につきましては、風力発電を設置した箇所から半径800メートルの範囲に含まれる自治会及び隣接する自治会に説明が必要ということです。  2つ目の理解を得る地域につきましては、騒音の影響範囲を一つの目安とし、その地域に騒音による影響があり計画に対して意見がある場合には地域の理解が必要との考え方を示させていただきました。  国が示す事業計画策定ガイドラインでも、事業者には地域との関係構築を図ることが求められていることからも、理解を得ることに対する市の考え方は国のガイドラインに沿ったものであり、エネルギーの推進をする市の立場として必要な考え方であると考えております。  御指摘の500メートルについてですが、先ほどから申し上げている松浦市導入推進計画における地域とのコミュニケーションのガイドラインにおきまして、繰り返しになりますが、風力発電を設置した箇所から半径800メートルの範囲に含まれる自治会について説明会を開催する範囲と定めております。新たに変更したものではございません。  以上でございます。 145 ◯ 15番(椎山賢治君)  500メートルを800メートルにということでございますけど、他の市町村にこのような制度がありますか、県内にありますか、この制度が。 146 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  県内での自治体の状況については把握できておりませんが、全国の状況を確認させていただいたところ、民家からの距離や地域とのコミュニケーションについて合意形成について定められている自治体がありましたので、御紹介させていただきます。  北海道稚内市においては、住宅等との距離について原則として民家から500メートル以上離れることとされております。住民等の同意には、事業説明会により合意形成がされることと規定されております。  山形県鶴岡市、住宅等との距離、住宅等と当該風力発電施設との距離は、地上と風車の最高点との長さの3倍以上とすること。ただし、その距離が600メートルに満たないときは600メートル以上とすること。住民等との同意につきましては、事業者は風力発電施設の想定事業区域から2キロメートル以内の範囲に定める住民との合意形成を図るとともに、説明を行う住民等が属する住民自治会組織及び市が指定する関係機関、団体等の同意を書面で得るものとすると規定をされております。  最後に、山形県の酒田市でございます。住民等との距離、住宅等からは200メートル以上離れること。景観についての規定がございまして、関係行政機関や建設地から半径500メートルの住民に説明を行い合意が得られること。また、その地区の自治会の合意を得ることという規定がされているということです。  以上でございます。 147 ◯ 15番(椎山賢治君)  あんたたちさ、全国で2か所しかないの。エネルギー推進のまちと言いながら全然やれないような方向でやっているんじゃない、規制かけているんじゃない。おかしいよ。私はおかしいと思うよ、この規制のかけ方は。どうですか、市長。おかしい。 148 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  松浦市としては、先ほども申し上げましたとおり、地域共存型の風力発電事業を進めていくという方針の基で、ではどのようなところに説明をしていくべきかということをこのエネルギー導入推進計画をつくるに当たって協議会でお話しをしたのが、説明会については風力発電を設置した箇所から半径800メートルの範囲に含まれる自治会及び隣接する自治会に説明会は必要ですよということを設けたものでありまして、そして、理解を得る地域については、騒音の影響範囲を一つの目安ということで、これは国のガイドラインに示されているものをそのまま適用しております。決して松浦市が他の自治体に比べて立地しにくくなったという認識は持っておりません。(降壇) 149 ◯ 15番(椎山賢治君)  私の理解不足か分かりませんけど、この800メートルというとがさ、要するに、市町村の中で北海道と山形と言いよるとでしょう。そうじゃないの。それがおかしいと言うんだよ。エネルギー推進のまちとしてそういう規制のかけ方がおかしいんじゃないのということですよ。違うかな、市長。  全国にないような800メートルの規制のかけ方がおかしいんじゃないのと言っているんです。山形と北海道しかないと言っているんですよ、さっきの答弁では。それがエネルギー推進のまちとしてどうかなと言っている。 150 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  松浦市としてはあくまでも住民との共存共栄を図ってこの風力発電をやりましょうということにしています。もちろん様々な意見があるからこそ、そういった方々の御理解を得てやりたいということを示しております。協議会の中で800メートルを超えると、そういった苦情というものが減りますということを専門家の方からの発言を踏まえ、それを一つの目安にしてきているということでガイドラインに設けたところでありまして、やはり様々な御意見がある中でこれを進めていく上では、一番理解の得やすいというところで800メートルというものを一定のガイドラインとして一定の目安にしているところでございます。(降壇) 151 ◯ 15番(椎山賢治君)  もうこの項はやめて次に移ります。  電力移出県等交付金について。  9月議会で宮本議員が質問されていましたが、松浦市の誘致企業の九電様、電源開発様のおかげで平成元年から令和2年までに約211億5,000万円ぐらい交付されています。そのうち松浦市に約5億円ぐらい交付されているようですが、なぜ松浦市が5億円で佐世保市が立地自治体でもないのに23億5,000万円も交付できたのか、説明を求めます。 152 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  電力移出県等交付金の交付状況につきまして県に確認しましたところ、本交付金につきましては、県が国の制度に基づき交付を受け、県の要綱等に沿って県内の産業振興に資する事業に充当しているとのことでございます。  したがいまして、佐世保市への交付については、この電力移出県等交付金を原資とした基金により国や県の要綱等に基づき、工業団地造成等を目的とした造成費用から土地の売却価格を除いた事業費の2分の1が交付されております。このことから、23億円の交付に対し佐世保市としても23億円の負担をされているものと思われます。また、本市においても本基金を財源とした補助金を活用し、東部工業団地造成に当たり1億8,300万円の交付を受けているところでございます。  加えて、県からは、今後も松浦市から産業振興に資する事業について相談があった場合には、予算の範囲内でできる限り対応していきたいとの回答をいただいておりますので、引き続き本交付金の積極的な活用が図られるよう県に対し要望してまいりたいと思います。  以上でございます。 153 ◯ 15番(椎山賢治君)  これはおかしいんですよ。やっぱり市長がしっかりせんと駄目。これだけ松浦市の両電力さんのおかげで211億円入っておるとにさ、今まで5億円しか使っていないんじゃない。こんなことじゃ松浦市は疲弊しますよ。もうちょっとしっかりしてもらわんば、これは堂々と松浦市は胸を張って県に要望できる金なんですよ、九電と電発の立地自治体なんだから。  これは友田市長が県議のときだったと思うとですよ。この後言うごとしとったけども、ここで言いますけど、陳情に行った折、ある担当課長が、何しよるとか松浦市は、もっと取りなさいと言われたと。取んなさい、取ってください、取っていい金ですよと。それは友田市長は県議のとき、私はその件を一緒に友田市長も同行したと思うけんさ。それは取っていないんですよ、あんたたち全然この金を。駄目ですよ、これで疲弊します、松浦市はこんなことでは、私はそがん思います。市長、答弁を求めます。 154 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  この電力移出県等交付金という制度は、立地している都道府県に対して消費量よりも生産する量が多ければ、その多い電源に対して国がその都道府県に対して交付するというものでありまして、長崎県の場合は国から県に交付されています。その財源は県のものであります。県はどのようにその財源を活用しているかといいますと、先ほど担当課長が申し上げましたとおり、その財源を基金として市町へ工業団地の造成費用などに充てておられます。  そういったことから、県について少なくとも現行のこの財源を求めるためには2ヘクタール以上の工業団地を造れば、先ほど申し上げましたとおり、土地の造成費用から売却価格を除いたその2分の1を県が工業団地の基金の中から市町に交付するというものであります。先ほど申し上げましたとおり、東部工業団地を造成するに当たって、その残りが1億8,000万円、県からその基金で持ってきているわけであります。それは活用しています。  一方で、今、議員おっしゃるとおり、私も当時県議のときにもっとこの財源は立地自治体である松浦市に応分の配分をすべきではないかということを申し上げてきました。実際にそれによって現在、松浦市には交付をされていると認識しておりまして、ここの交付金を活用することについて今、県としっかりと連携をしながら毎年毎年要望をしていっておりまして、一定の金額は交付されてきております。  先ほどの佐世保市と比べて見劣りがするという御指摘でありますけども、先ほどのように、大きな工業団地を松浦市が造ることができれば、その2分の1、松浦市が払えることができれば、その大きな基金を松浦市に受け入れることは可能でありますけれども、当然その県の交付金と同じ額を松浦市が負担しなければなりませんので、なかなか現時点でその土地があるかどうかも含めて対応できていないというのは事実でありますが、この電力移出県等交付金を使うための要望というのはしっかり県にお伝えし、毎年対応できていると、このように考えております。(降壇) 155 ◯ 15番(椎山賢治君)  あまりにもこれだけの交付金があって、やっぱり5億円しか取っていないというのは、これは怠慢としか私は言えないと思います。やっぱりもうちょっと方法が幾らでもあるでしょう、この電力移出県等交付金事業は幾らでもあると思うとですよ。計画を立てて県に要望して、この金を下さいと言うてさ、それぐらいの事業ができていくと思うです。  もしかしたら、加工団地でもこの電力移出県等交付金を使えるんじゃないの、こういうとでも。私はそう思うけんさい、やっぱりもうちょっと、せっかくこれだけ松浦市のおかげで交付金が入っているわけですから、県にも国にも。その分は応分に要求していいんじゃないかなと思っておりますけど、これ以上は言いませんけどね。  それでは次に、この件にちょっと関連しておると、鷹ら島の第2駐車場があんまり遠いのでということで、鷹ら島のそばに駐車場はできないかということで県に言ったとですね。さっき友田市長に言うたとと関連するとですけれど、担当課長がこのお金を使っていいですよということで6,000万円ぐらいたしか交付で来てると思うとです、その当時。それは鷹ら島のそばに駐車場が遠いから近いところにといって相談に行った経緯があるとですよ。これは恐らく交付されておると思いますけど、鷹ら島に使っていないもんですから、どこに使われましたか、この金は。 156 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  本交付金につきましては、先ほど御説明いたしましたとおり、県の要綱及び活用方針により産業振興に資する事業が対象となっております。このことから、本交付金の活用につきましては、県の活用方針等に沿った事業について、庁内で総合的に判断した上で申請を行っているところでございます。  議員御指摘の鷹ら島の駐車場整備につきましても、県の活用方針に沿って他の事業とともに申請を行ってまいりましたが、県の予算配分により採択がかなわず、鷹ら島駐車場整備としては交付は受けられなかったものでございます。  以上でございます。 157 ◯ 15番(椎山賢治君)  私の勘違いだったばいね。ついたとばっかり思ったと、これは。あそこの加工団地に持っていかれたという話ばちょろっと聞いたもんですから、分かりました。  それでは、調川加工団地計画の進捗状況について。  現在の進捗状況について説明を求めます。 158 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  調川地区における新たな加工団地用地造成につきましては、昨年9月から本年3月にかけて地元漁業者を対象とした説明会を開催し、関係者の皆様に御理解いただけるよう協議を行ってまいりました。今年4月下旬には漁協組合長から地元の漁業者の意見として、今後も意見交換等は続けていくというような回答がございましたので、5月以降から現在に至るまで、漁協組合長をはじめ、各地区における漁協役員や若手漁業者等との意見交換を行ってきました。こうした関係者との意見交換等を重ね、早期に実現できるよう引き続き鋭意努力を続けてまいります。  なお、近日12月中にも松浦及び星鹿地区において漁業者への説明会を計画しております。(降壇) 159 ◯ 15番(椎山賢治君)  この加工団地は物すごう大事かとですよね。大体私は魚市場整備に約80億円かけておりますけど、できれば私が議員のとき、加工団地は先にしてくれと言いよったとですよ。この後で言うごとしよったとですけど、何でかというと、やっぱり加工団地の場合はそれなりに1,000名ぐらいの雇用の場のできるとですね。やっぱり金子岩三先生は魚市場を造るときも、今の加工団地を計画しているところまで計画を上げてあったですね。うちが今計画しておるところまで。やっぱりすごいです。先見の明があったですね。友田市長もそういう先見の明のあるような市長にならにゃいかんですな。  それと、漁民との同意は取れていますかということで、ある程度取れているというふうな話でございますけど、やっぱりスピード感を持ってやってもらわんとちょっと遅いんじゃないかなという気がします。できれば早く、もう何回も市長が頭を下げていって早うしていただかんと、これは松浦市にとって一番大事なことじゃないかなと思いますけど、私はちょっと努力が足りんじゃないかなと思いますけど、どうですか、市長。 160 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  これまでも度々意見交換を重ねてお願いをしてまいりましたが、現時点においては漁業関係者の同意は得られておりません。一歩一歩前進して交渉を重ねているところでございますので、引き続きそういった皆様方の御理解が得られるようしっかり対応してまいりたいと、このように考えております。(降壇) 161 ◯ 15番(椎山賢治君)  現時点で同意を取られていないというとも、これは問題ですもんね。やっぱり市長が行って駄目のときは議員もおりますので、やっぱり議会も巻き込んで、皆さんで頭を下げて漁民の同意を取るような方向で、できるだけ早くやらんと、これだけ過疎の一途をたどりよるとですけん、加工団地は早くやらんと、やっぱり人口が増えてこないと私は思います。これは一番松浦にとって大事な課題じゃないかなというふうに考えておりますので、早急に市長は動いてください。これは一番大事なことと思っておりますので。  それと、西日本魚市に当初80億円ぐらいしとるとですよね、魚市場に。そして、雇用の場はどれぐらい創出されておりますか、あそこに80億円投じて。 162 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  お答えします。  最先端の高度衛生化閉鎖型の施設へ再整備された松浦魚市場ですが、課題であった人手不足を解消するための省人化のための施設となっており、現在のところ選別機や魚箱洗浄機導入等による就労時間の短縮など作業効率化が図られております。  一方で、集荷対策として水揚げの処理能力の向上を目指しておりますので、魚体選別ラインの増加等に取り組むことによって、臨時作業員等の雇用の場が創出されている状況であります。  以上です。 163 ◯ 15番(椎山賢治君)  何名ぐらい雇用の場を創出できとるとかなということ。 164 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  すみません、手元に具体的な数値を持ち合わせておりませんけれども、現時点で数名とは聞いております。
     以上です。 165 ◯ 15番(椎山賢治君)  そうですね。やっぱりこれだけ投資すれば、もうちょっと雇用の場のできるかなと思ったとけども、素人考えですけんね、あなたたちの考えとちょっと違うけん。  次に移ります。  モンゴル村の今後の対策について。  鷹島モンゴル村が休村して早くも5年が経過しました。恐らくモンゴル村の設備も老朽化が進んでいることではないでしょうか。  休村以来、私はモンゴル村が鷹島地域にとって、あるいは松浦市全体にとって観光客の受皿として、ひいては地域の活性にいかに重要な施設であるか再三再四市長に訴えてきましたが、残念ながら今日に至っても全く進展が見られない。それどころかモンゴル村の「も」の字も出てこない状況ではないかと思っております。  市長は昨年12月定例会において、私のモンゴル村再開に当たっての質問に対し次のような趣旨の答弁をされました。  鷹島モンゴル村が鷹島地域にとって観光の核であるとの認識の上で、再開できる経営とノウハウを持った経営者を確保したいと答弁されました。一方、モンゴル村の活用について、グランピングやキャンプの適地として興味を持った方々の現地視察もいただいたと答弁されております。また、公募によって興味を示された企業側と面談を行い、運営について打診したものの、企業側からの具体的な考えが示されないため、長崎県産業振興財団の力添えを受けて新たなアプローチを求めていく中で、既に現地視察も終えたと答弁されました。さらに、今後は公募形式をやめて個別交渉を基本とし企業誘致の姿勢で運営者の獲得に取り組むと、これまでの取組を大きく転換した旨の答弁をされました。その際、これまでどおり議会にも相談すると答弁がありましたが、私は市長のこれまでの答弁内容によると、市長御自身がモンゴル村の再開に当たっての取組、あるいは考え方が一転二転しているような気がしてなりません。もちろん市長のこれまでのモンゴル村に対する思い、重要性、再開に向けた努力に対しまして議会議員の一人として敬意を表したいと思っておりますが、市長は本気でモンゴル村の再開をしたいと思っておられますか、これまでの具体的な取組の経過、そして今後の取組について市長の答弁を求めます。 166 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  これまでの取組、経過ですので、私のほうから経緯を説明させていただきます。  鷹島モンゴル村につきましては、なるべく早く新たな事業者を確保するため、当初の公募形式にかかわらず、企業誘致の面からもアプローチを行うなど、幅広く門戸を広げた上で、自らの費用と責任で効果的に活用していただける事業者の確保に努めているところです。  その一つとして、コロナ禍でキャンプを中心にアウトドアへの注目が高まっていること、さらにこれまでのグランピングやキャンプ場として興味がある企業が視察に来たことを踏まえ、今後の新たな利活用に関し、需要予測などを探るべく、今年の夏にモンゴル村にてモニターキャンプを実施いたしました。その結果、予定していた予約数がすぐに埋まるなど、一定の需要を確認できたものの、残念ながら大雨やコロナ感染拡大の影響もあり、短い期間での実施にとどまったところです。  なお、アンケート調査結果では、自然環境や景観がよいなど高い評価をいただいたことから、今後は今回の需要予想などの検証結果やアンケート調査結果などのデータも提供しながら、引き続きモンゴル村を効果的に活用していただける事業者の確保に向けた取組を強めてまいります。  これまでモンゴル村に興味を示していただいた企業とは個別に数回連絡を取り、数社に施設見学をしていただきましたが、新型コロナウイルスによる移動制限の影響もあり、進展していない状況です。  まずはコロナの現状も徐々に落ち着いてきましたので、これまでコンタクトを取ってきた企業等を中心にあらゆる可能性を視野に再度アプローチするなど、事業者の確保に努めたいと考えております。  以上です。 167 ◯ 15番(椎山賢治君)  モンゴル村の施設も草原のほうはしょっちゅうきれいに手入れしてあるとですけど、施設を時々オープンして風通しのいいような方法でやられているのかな、それはどうしているのかな。 168 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  定期的に風通しをするなどの作業は現在のところは行っておりませんが、企業様が見えたときに施設を御覧になりたいというときにはそこを開放して見ていただくようにはしております。  以上です。 169 ◯ 15番(椎山賢治君)  せっかくあそこは草刈りをされておりますので、鍵をやって風通しのよかごとしてもらわんば、温泉の分もちょっとどうかせんと駄目になるよ、あの分は。  それと、やっぱり前にモンゴル村は大手企業さんが興味を示されておりました。ある席で友田市長にも会いました、大手企業さんの息子さんと仲のいいという人がおられまして、そこの方にアポを取りなさいと市長に言った経緯があるとですけど、その件は市長、何かアポを取られましたか。 170 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  その席で議員も仲介役でお話がありました。先方の企業様のほうに直接お電話をしたところ、まず、私どもは従来から対応している副社長で窓口として対応しますということでございましたので、実際にその社長への面談はかなっておりませんが、その後改めて長崎の場所でその副社長とお話をし、改めてモンゴル村の活用について御相談をいたしましたが、なかなかその後コロナの影響などもあって鷹島モンゴル村の活用にその企業様が乗り出すという形にはなっていないという状況にあります。(降壇) 171 ◯ 15番(椎山賢治君)  鷹島のモンゴル村というとは、やっぱり知名度もあるとですね。そして、今しょっちゅう観光バスが来ております。もう日曜日は3台も4台も来ています。相当のお客が入ってきておるとですよ。そいけん、できればあそこは今のままの状況では私は駄目と思います。何とか開ける方法を考える。あとは市長が大手企業さんにあちこちお願いをしてどこか来てもらうようにするのか。やっぱり地元にとってはあそこがあったからこそ橋も架かった経緯があるとですね。そいけん、今のような状況だとちょっと寂しい、寂れてもう全然施設は閉まっております。やっぱり何とかどうかそこをオープン、開けるような方法で、今のグランピングやどうのこうのの問題じゃなくて、あの施設を利用するような業者を全国公募かけてぜひとも来ていただくような努力をしてもらいたいと思っておりますけど、市長の答弁を求めます。 172 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  今のコロナ禍の中で注目されているのがキャンプを中心とするアウトドアでありまして、ここは大手の企業さんもやはり興味を持っておられるわけであります。ですから、松浦市としてモニターキャンプなどを行って、その実証実験といいますか、データを持ち合わせて、それを持っているわけですから、そういったものをしっかりと企業様のほうに、このような御意見をいただきました、このように活用できます、こういったすばらしい点がありますという、そういったものが私どもの手元にございますので、そういったものをしっかり企業様のほうにお示しをして、何とか自らの努力で自らの費用と責任で効果的に活用していただける事業者を見つけていきたいと、確保に努めたいと思っております。(降壇) 173 ◯ 15番(椎山賢治君)  やっぱりモンゴル村は福岡から観光地として立地条件は物すごいいいところにあるとですよ。そいけん、もうちょっとPRをしていただいて、ぜひとも大手企業さんが来ていただくような努力をしていただきたいと思います。  次に、モンゴル国との交流について。  その後の進捗状況はどのようになっておりますか。 174 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  モンゴル国ホジルトとの交流に関する進捗状況でございますけれども、9月議会におきまして宮本議員の一般質問にお答えしましたとおり、一般社団法人自治体国際化協会を通じて、ホジルト郡の郡議会議長から姉妹都市提携復活の件でメールが届いております。現在、その内容につきまして駐日モンゴル大使館に確認を取っているという状況でございます。  今後につきましては、駐日モンゴル大使館と十分なやり取りをした上で、ホジルトとどのような交流ができるのか協議を進めたいと考えておりまして、近日中に職員が駐日モンゴル大使館を訪問する予定といたしております。 175 ◯ 15番(椎山賢治君)  私たちの町が合併してからモンゴル国との交流がそういうことになっていない。マッカイにはしょっちゅう私も何回も行っているけど、それなりに交流がないもんですから、できれば早めにやっぱりモンゴルとの交流は必要じゃないかなと思っている。白鵬関も、今引退されておりますけど、お忍びで前もお見えになったとですよ。それだけやっぱり相撲界の方々もこの鷹島にとっては興味を示されておりますので、できるだけ早めにお願いしたいというふうに思っております。  それでは、この項を終わります。  次に、鷹島石工組合に対する支援策について。  鷹島阿翁石は県の特産品として指定を受け、伝統ある工芸ということでも指定を受けていますので、今までに石工業振興について市長としてどのような対策をなされましたか。 176 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  私のほうからお答えいたします。  平成3年に長崎県の伝統的工芸品に指定された阿翁石は長崎県特産品の指定も受けております。その背景から、長崎県庁舎とともに整備された岸壁の路面には、鷹島の石工職人が加工した阿翁石の石板が50種類程度設置されています。  一方、市内における阿翁石の主な活用例といたしましては、今年4月に完成した鷹島小中学校の敷地内に約500平米の阿翁石を使用するなど、公共事業としても地元石工業の積極的な活用を図っております。  また、観光分野におきましも、「アジフライの聖地 松浦」の石工モニュメントを製作していただくなど、様々な分野で振興を図っているところでございます。  さらに、令和2年度より実施している松浦市産品戦略「松浦の極み」12品目の一つにも認定されており、外部専門家による販路開拓をテーマにしたセミナーの開催、石工業者への販路拡大支援及び地元商談会を開催することで石工業者の所得向上、後継者育成などについて支援をしております。  以上でございます。 177 ◯ 15番(椎山賢治君)  松浦の事業にはそこそこ使っていただいているとはもう分かっておるし、学校あたりも結構使っておられますので、それは分かるとですけど、できれば、市長はもうしょっちゅう県に行かれますので、県のほうにもやっぱり阿翁石を使っていただくような話をぜひとも、特産品を受けておりますので、分かっておると思いますけど、これは友広前市長さんの時代にも要望をお願いしよったとですけど、そういったことで県のほうにも要望していただいて、なかなか若手が少のうなって石工組合も数が少なかとですけど、やっぱりこれだけの県の指定も受けておりますので、絶やすことはできませんが、石工組合というのもまだ残っておりますので、10人ぐらいおるとかな、それでやっておりますので、できればやっぱり、この人たちの仕事がないもんですから、松浦市の産業の一つとして皆さんの努力によって幾らかでも仕事ができるような方向性を持ってやっていただきたいと思っております。  それと、アジフライのモニュメントについて4か所ぐらいしとるとかな、その説明をちょっと求めます。 178 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  アジフライ石工モニュメントにつきましては、道の駅松浦海のふるさと館、道の駅鷹ら島、とれたて福の島及び松浦駅、さらに、石工組合から松浦市役所北玄関に寄贈いただいた分を合わせて、市内5か所に石工モニュメントが設置されております。 179 ◯ 15番(椎山賢治君)  4か所、5か所。 180 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  全部で5か所でございます。  以上です。 181 ◯ 15番(椎山賢治君)  アジフライのモニュメントの5か所というとも私は多かと思うとさ。あんたたち議会でも何も相談せんで勝手にしたっちゃろうばってんさ、もう大きなとが1か所でいいんだよ。あれはインパクトないもん。鷹ら島に置いておるでしょう。もうままんごのごとあると。駄目さあれでは。そして、全部阿翁石も使っていないじゃない。うちには伝統ある工芸の職人さんがおらすとよ。職人さんば使えばいいじゃない。僕はあそこの地元なんですよ。ちょっと言うてきてもらわんば。地元の石屋さんからこがんモニュメントを作りましたよと、え、何でと言って、何も聞いていないよと、恥をかくじゃない、そんなことじゃ。せめて地元だから、それぐらい分かっとって、山口課長さんに言うても無理でしょうけど、あんた分からんろうばってんさ。結局何かするとき配慮していただきたいというとはあるですね。  それと、もうちょっと、やっぱりやるからには、もうやってしもうたけん言われんけど、大きなとを1か所でいいと私は思いますよ。そういうとはたまに議会ともちょっとぐらい相談してすればいいんですよ。金額は幾らかかったのか、5点で。 182 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  4つのモニュメントの製作費ですが、約500万円かかっているということです。  以上です。 183 ◯ 15番(椎山賢治君)  また、こういう機会があると思いますので、そのときはぜひ阿翁の伝統ある工芸、石屋さんがいますので、工芸職人が。職人を使ってしてください。それと、阿翁石を全部使ってやってください。高くありませんので、阿翁石は。  よし、終わります。どうも。    (椎山議員 一般質問席 降壇) 184 ◯ 議長(久枝邦彦君)  以上で椎山議員の一般質問を終了いたします。  本質問者の残り時間は6分です。  これより関連質問を行います。 185 ◯ 8番(宮本啓史君)  さっきの質問ですが、3番目の電力移出県等交付金、これはもうお分かりと思うんですが、ちょっと私も念のため。  この電力移出県等交付金というのはもともと資源エネルギー庁でつくった文章なんですね。制度は。松浦火力発電所、その立地発電所から通勤1時間以内のと書いてあるところに優先的にと書いてある。それで市のほうは、毎年優先的に松浦にこのお金を下さいと要望してある。これはもう副市長が一番御存じ。最近は6,000万円ぐらい平均頂いているんですかね。工業団地の件をちょっと今答弁されました。分かって分かり切った御答弁ですけど、これは県が勝手に切りよる。勝手にということです。堂山団地のときに議論しました、担当者から。使いにくい制度をつくっているんです。県に相談したのかなんか知らんけどね。だけど、私の趣旨は今、椎山議員おっしゃったように、できるだけ松浦市のおかげで大半が県に入っている金ですから、国の制度で。だから、できるだけ要求を頻繁にメニューをつくって、6,000万円と言わずに毎年1億円でも2億円でも要求するような姿勢で臨みたいという私のお願いですが、今ちょっと調川加工団地、同意ができれば約60億円ということですが、そのうち十何%が松浦市の負担ですけれど、完成すればですね。これにはこういう電力移出県等交付金を自己資金として補填できるような努力もしていただきたいと思いますので、この件、激励も込めて、市長もう一遍答弁をお願いします。 186 ◯ 市長(友田吉泰君)  お答えいたします。  毎年、長崎県に対して行っております松浦市の政策要望の中で、議員も御承知のとおり、県及び県議会の要望について電源施設等の立地市町村枠を設けて重点的に配分をしていただくように市議会と一緒になって連名で要望してきているところであります。引き続き、この要望を続けてまいりたいと思います。  長崎県の基金の活用策でありますので、やはりしっかり長崎県に伝えていくことは必要であると思いますので、引き続き要望は重ねてまいりたいと思います。 187 ◯ 副市長(橋口忠美君)  後段で、今計画されている、検討している、その新しい水産加工団地の事業に充当できないかという御質問だったと思いますけども、もう議員御承知のとおり、先ほど申しました計画段階で約60億円、そういうこと、事業規模になっているんですけども、これは国の補助金、それと、県は事業主体ですから補助金と言いませんけど、県の持ち出し。それと松浦市の負担。この3つで構成されている計画になっています。つまり、それで一番多いのは実は県なんですよ。県が一番金額を負担することになっていますので、さらにそれに県の基金からの補助金を使うというのは、これはできないと思っております。 188 ◯ 8番(宮本啓史君)  分かりました。  これまた電力移出県等交付金の中でかなり波佐見のあれに宣伝費がかなりつぎ込まれているんですね、メニューを見たら。だから、さっき松浦市歴史文化館の立て看板がありましたけど、こういう金にもできるだけ立て看板の宣伝費にも県にお願いをしていただきたいと思います。どうぞ。 189 ◯ 副市長(橋口忠美君)  県のほうも市の事業にこの財源を使うという前提は産業振興というのを条件にいたしておりますので、今、議員御指摘のように、いわゆる観光振興のために資する看板ということであれば検討の余地はあると思います。 190 ◯ 議長(久枝邦彦君)  以上をもちまして椎山議員の一般質問並びに関連質問を終結いたします。  以上で本日の日程を終了いたしましたので、本日はこれにて散会いたします。       午後3時25分 散会 ───────── ◇ ───────── この会議録の全ての著作権は松浦市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MATSUURA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....